スアレスは自ら作った好機で2試合連続弾
【6月25日・サマラ|グループA ウルグアイ 3-0 ロシア】
得失点差で大きく上回る開催国ロシアは、引き分けでも首位通過が決まるが、最初にチャンスを作ってゴールを奪ったのはウルグアイ。9分、スアレスのボール奪取からのカウンターで、ペナルティーエリア手前という好位置でのFKを獲得すると、スアレス自身がゴール右隅へ強烈に突き刺した。
序盤こそジューバの圧倒的な空中戦の強さを活かしてチャンスを作っていたロシアだが、ウルグアイの高い位置から守備を前に攻撃を組み立てることも難しくなり、過去2戦のようなテンポ良くボールを繋いで相手ゴールに迫る場面が見られなくなる。
得失点差で大きく上回る開催国ロシアは、引き分けでも首位通過が決まるが、最初にチャンスを作ってゴールを奪ったのはウルグアイ。9分、スアレスのボール奪取からのカウンターで、ペナルティーエリア手前という好位置でのFKを獲得すると、スアレス自身がゴール右隅へ強烈に突き刺した。
序盤こそジューバの圧倒的な空中戦の強さを活かしてチャンスを作っていたロシアだが、ウルグアイの高い位置から守備を前に攻撃を組み立てることも難しくなり、過去2戦のようなテンポ良くボールを繋いで相手ゴールに迫る場面が見られなくなる。
23分には、CKで流れたボールをラクサールに拾われて左足のシュートを浴び、これがブロックしようとしたチェリシェフの足に当たって軌道が変わりゴール左隅に決まるという不運で、2点目を与えてしまう。
劣勢の開催国をさらに苦しめる事態が、36分に起こる。この試合で大会初出場となった右SBスモルニコフが、ラクサールへの背後からのタックルで2度目の警告を受け、退場となったのだ。
これでウルグアイは数的優位を得たものの、すでに2点リードしていることから、ボールを保持しながらも無理に攻めることなく、試合は膠着した状態で前半を終えた。
後半は、大観衆の声援に後押しを受けてロシアが懸命に攻めるが、ウルグアイは要所を締めた守備でこれに対応し、逆に攻撃ではスアレス・カバーニの強力2トップに、この試合ではトップ下に入ったベンタンクールが効果的に絡み、フィニッシュまでも持ち込む。
ともに敵陣深くに侵入し、パスワークを駆使しながら決定機の“手前”までは再三迫るという展開のなか、74分、ロシアはゾブニンのパスカットからジューバが得点機を迎えるが、シュートは大きく枠を外れていった。
対するウルグアイは、今大会はまだ得点のないカバーニが64分に相手DFラインの裏にスルーパスで抜け出した他、69分、86分にはカットインからシュートを放つなど、積極的にゴールを狙い、アディショナルタイム、CKでゴディンのヘッドがGKに弾かれたところを詰め、スアレス同様、3大会連続得点を達成した。
3連勝を飾ったウルグアイは、5得点・0失点という数字でグループステージ首位を決めた。
決勝トーナメント1回戦では、ウルグアイはグループBの2位チームと6月30日に、ロシアはグループBの首位チームと7月1日に、それぞれ対戦する。