序盤はセルビアが効果的な攻撃を展開したが…
【6月22日・カリーニングラード|グループE セルビア 1-2 スイス】
立ち上がりから主導権を握ったのはセルビア。開始3分で惜しいヘディングシュートを放ったミトロビッチが、その2分後、タディッチが上げたクロスを今度こそ頭でゴール左隅に運んで先制ゴールを奪う。
その後もポゼッションではスイスに下回るも、セルビアは効果的な攻撃を再三仕掛け、ミトロビッチにボールを合わせていくと、高さに自信を持つCFはことごとく競り勝ってシュートを放っていった。
立ち上がりから主導権を握ったのはセルビア。開始3分で惜しいヘディングシュートを放ったミトロビッチが、その2分後、タディッチが上げたクロスを今度こそ頭でゴール左隅に運んで先制ゴールを奪う。
その後もポゼッションではスイスに下回るも、セルビアは効果的な攻撃を再三仕掛け、ミトロビッチにボールを合わせていくと、高さに自信を持つCFはことごとく競り勝ってシュートを放っていった。
スイスは序盤から敵陣にボールを運ぶも、なかなか深くまで侵入することができずにいたが、シャキリが中央で頻繁にボールを持てるようになると、彼を起点にして前線にボールを渡るようになり、主導権を奪い取った。
後半も最初から相手ゴールに迫ったスイスは52分、カウンターから右サイドのシャキリがペナルティーエリア外からダイレクトシュート。これは相手DFにブロックされるも、右に流れたボールを今度はジャカが左足で叩き、ゴール右隅に突き刺した。
試合を振り出しに戻したスイスはその後も攻勢を維持し、58分にはジャカがカットインから左ポストをかすめる惜しいシュートを放つなど、勢いを感じさせる。対するセルビアも全く怯むことなく、きわどいクロスをゴール前に入れるなど相手DF陣を脅かすが、こちらはなかなかフィニッシュまで持ち込めない。
終盤、スイスはエムボロが強烈なミドルを放ち、ガブラノビッチが抜け出してGKと1対1の場面を迎えるなど、交代選手が存在感を示したが、次の1点を奪うには至らない。
このまま互いに勝点1を分け合うかと思われたが、90分、カウンターからスルーパスで抜け出したシャキリがドリブルで運んでGKストイコビッチを破り、劇的なかたちで勝点3を手にした。
27日の最終節では、セルビア(勝点3)はブラジル(4)と、スイス(4)は敗退が決まっているコスタリカ(0)とそれぞれ対戦する。