「2戦目ではもっと良くなることを願っている」
【6月18日・ソチ|グループG ベルギー 3-0 パナマ】
0-0で迎えた後半の開始から2分、ベルギーのドリース・メルテンスは自身が上げた右のクロスがクリアされたところを、躊躇なくダイレクトボレーで叩き、ゴール左隅に突き刺した。
この鮮やかな一撃は、前半から主導権を握りながらも、やや攻めあぐんでいたベルギーに余裕をもたらすとともに、自慢の攻撃をさらに活性させ、終わってみれば3-0の快勝にチームを導いた。
0-0で迎えた後半の開始から2分、ベルギーのドリース・メルテンスは自身が上げた右のクロスがクリアされたところを、躊躇なくダイレクトボレーで叩き、ゴール左隅に突き刺した。
この鮮やかな一撃は、前半から主導権を握りながらも、やや攻めあぐんでいたベルギーに余裕をもたらすとともに、自慢の攻撃をさらに活性させ、終わってみれば3-0の快勝にチームを導いた。
シャドーとして精力的に動き、チャンスメイク、フィニッシュに絡み続けた169センチの小柄なナポリ所属のFW選手が果たした重要な仕事について、ベルギーの『De Standaard』紙は「美しい『バナナショット』で、正当なリードをもたらした」と綴り、また相手であるパナマの『El Siglo』紙も「ゴラッソ!」と素直に称賛した。
殊勲のメルテンスは、快勝を飾った初戦を「難しかった」と振り返りながら、以下のように続けている。
「これがW杯の初戦だ。道のりは長く、人々の期待は高い。思ったようにプレーできない時もあったが、2戦目ではもっと良くなることを願っている。それでも、良いスタートを切れた。初戦に勝つことは、何よりも重要なことだからね」
パナマを押し込んだ内容でも、完全ではなかったと反省したメルテンス。ベルギーは2節(23日)にチュニジアと対戦するが、ここでさらに精度の高いプレーを見せてくれそうだ。
さて、そんなメルテンス、この試合ではプレーだけでなく、そのブロンドに染められた髪型にも注目が集まり、メディアからは「それは賭けの一部か?」という質問も寄せられた。これに対し、彼は「そうさ、これが僕らに幸せを運んでくれるんだ」とウインクをしながら答えた。
新たなヘアカラーで気分一新。その“ゲン担ぎ”の効力は、一戦を見る限り、長く効力が持続しそうだが、果たして!?
【データで見る】ベルギー×パナマ|詳細マッチスタッツ