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【トッティのC組大胆予想】程よくダーティーなペルーは侮れない! だがフランスの首位通過は堅い

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェスト編集部

2018年06月16日

フランスは死角がほぼ見当たらない

【写真】A・グリエーズマン(左上)/A・カリージョ(右上)/M・レッキー(左下)/C・エリクセン(右下) (C) Getty Images

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 かつてイタリア代表の一員として06年のドイツ・ワールドカップを制した“王子”フランチェスコ・トッティに、グループリーグを展望してもらった。このレジェンドの見解からは今大会の全体像も浮かび上がってくるはずだ。

分析●フランチェスコ・トッティ
取材・文●パオロ・フォルコリン(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
翻訳・コーディネート●利根川晶子

――◆――◆――

グループC
◎本命 フランス
〇対抗 ペルー
△穴  デンマーク
    オーストラリア

 残念ながら、オーストリアは敗戦が濃厚だろう。フィジカルの強さ以外にこれといった武器がなく、チーム作りもそこまで順調に進んでいるように思えないからだ。

 一方で、フランスにはほぼ死角が見当たらない。ヴァランヌ、ポグバ、グリエーズマン、エムバペなどビッグタレントを揃え、監督のデシャンも嬉しい悲鳴を上げているに違いない。首位通過は決まっているも同然だ。

 対抗馬はペルー。世界的なスターはいないが、経験豊富な選手がいてチームとしてもよくまとまっている。そのうえ、程よくダーティーで、集中力もあるので侮れない。攻撃で違いを生み出すファルファン、中盤を仕切るタピアのふたりは要チェックだ。

 デンマークは典型的な北欧のチームで、応用力に乏しい。つまり、ハードなプレーが得意な半面、想像力をあまり持ち合わせていない。臨機応変に戦い方を変えられないのは、ワールドカップでは致命傷に映る。
 
PROFILE フランチェスコ・トッティ/1976年9月27日生まれ、イタリア出身。現役時代はFWもしくは攻撃的MFでプレー。25シーズンにわたってローマに在籍した。元イタリア代表で、2006年ドイツ・ワールドカップの優勝メンバーである。

※ワールドサッカーダイジェスト増刊『ロシア・ワールドカップ出場32か国完全選手名鑑』(6月7日発売号)より転載
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