主導権を握ったモロッコだったが…。
【6月15日・サンクトペテルブルク|グループB モロッコ 0-1 イラン】
互いに1998年のフランス大会以来となるW杯での勝利を目指す両チームの対戦は、ハイプレッシャーで相手を押し込んだモロッコが主導権を握る。開始早々の1分にアリットがオープニングシュートを放って勢いに乗ると、7分にエル・カービ、18分にベナティアが決定機を迎えた。
対するイランはモロッコの素早い仕掛けの前に苦戦。後手に回る時間帯が続いたなかで20分にカウンターから決定機を迎えたが、フィニッシュに持ち込むことはできなかった。
主に左サイドからのスピーディーな攻撃を続けたモロッコだったが、相手ゴール前でのプレー精度を欠き、最後の最後でイラン守備陣を脅かすことができない。
一方、劣勢に立たされていたイランも、時間が経過するにつれて相手の攻撃に慣れ、自分たちの狙いだった速攻も仕掛けられるようになる。前半終了間際の43分には、自陣からのカウンターからアズモンが抜け出してGKとの1対1のビッグチャンスを迎えたが、渾身のシュートは相手守護神ムニルの好守に阻まれた。
互いに1998年のフランス大会以来となるW杯での勝利を目指す両チームの対戦は、ハイプレッシャーで相手を押し込んだモロッコが主導権を握る。開始早々の1分にアリットがオープニングシュートを放って勢いに乗ると、7分にエル・カービ、18分にベナティアが決定機を迎えた。
対するイランはモロッコの素早い仕掛けの前に苦戦。後手に回る時間帯が続いたなかで20分にカウンターから決定機を迎えたが、フィニッシュに持ち込むことはできなかった。
主に左サイドからのスピーディーな攻撃を続けたモロッコだったが、相手ゴール前でのプレー精度を欠き、最後の最後でイラン守備陣を脅かすことができない。
一方、劣勢に立たされていたイランも、時間が経過するにつれて相手の攻撃に慣れ、自分たちの狙いだった速攻も仕掛けられるようになる。前半終了間際の43分には、自陣からのカウンターからアズモンが抜け出してGKとの1対1のビッグチャンスを迎えたが、渾身のシュートは相手守護神ムニルの好守に阻まれた。
イランに流れが傾きかけたなかで迎えた後半も、ボールポゼッションで上回るモロッコ、粘り強い守備で対抗するイランという構図で試合は進むが、前者はビルドアップでのパス精度を欠いて、効果的な攻めを講じられない。
その後も、両チームとも相手の守備ブロックを崩せぬまま、試合は停滞。イランは68分にストライカーのタレミを送り込んでギアを上げ、この試合で初めてモロッコを押し込むことに成功したが、単調なサイドアタックに意外性はなく、ユーベのCBベナティアを中心とする相手の堅牢は打ち破れなかった。
相手の猛攻を凌いだモロッコは、80分にジェイフが強烈なボレーシュートでイランゴールを急襲したが、これは相手守護神ベイランバンドのスーパーセーブに弾かれてしまった。
このまま試合終了となるかと思われたが、後半アディショナルタイム5分、敵陣からのFKで、イランがゴールを生む。ハジサフィが蹴り込んだボールをモロッコのブハドゥズがまさかのオウンゴール。これで決着がついた。
土壇場でようやくリードを奪ったイランは、1998年のフランス大会でアメリカに勝った時以来の勝点3奪取に成功した。
次節、モロッコは20日にポルトガルと、イランは同日にスペインと対戦する。
【データで見る】モロッコ×イラン|詳細マッチスタッツ
その後も、両チームとも相手の守備ブロックを崩せぬまま、試合は停滞。イランは68分にストライカーのタレミを送り込んでギアを上げ、この試合で初めてモロッコを押し込むことに成功したが、単調なサイドアタックに意外性はなく、ユーベのCBベナティアを中心とする相手の堅牢は打ち破れなかった。
相手の猛攻を凌いだモロッコは、80分にジェイフが強烈なボレーシュートでイランゴールを急襲したが、これは相手守護神ベイランバンドのスーパーセーブに弾かれてしまった。
このまま試合終了となるかと思われたが、後半アディショナルタイム5分、敵陣からのFKで、イランがゴールを生む。ハジサフィが蹴り込んだボールをモロッコのブハドゥズがまさかのオウンゴール。これで決着がついた。
土壇場でようやくリードを奪ったイランは、1998年のフランス大会でアメリカに勝った時以来の勝点3奪取に成功した。
次節、モロッコは20日にポルトガルと、イランは同日にスペインと対戦する。
【データで見る】モロッコ×イラン|詳細マッチスタッツ