「これが今大会で唯一のミスとなることを願う」
いよいよ今週、ワールドカップが開幕する。各国代表が徐々にロシアへと出発しているが、その中に大事な門出でいきなり躓いてしまったチームがあったようだ。ベスト8進出を果たしたEURO2016に続いての躍進が期待されるアイスランド代表である。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が報じたところによると、思わぬ失態を演じてしまったのは、アイスランドのヘイミル・ハルグリムソン監督だという。なんでも、自身のスーツケースを空港に向かうバスではなく、違うバスに乗せてしまったというのだ。
単なる勘違いと笑い飛ばせる話ではない。スーツケースの中には、戦術データなど「20年分の仕事」が詰まったパソコンが入っていたからだ。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が報じたところによると、思わぬ失態を演じてしまったのは、アイスランドのヘイミル・ハルグリムソン監督だという。なんでも、自身のスーツケースを空港に向かうバスではなく、違うバスに乗せてしまったというのだ。
単なる勘違いと笑い飛ばせる話ではない。スーツケースの中には、戦術データなど「20年分の仕事」が詰まったパソコンが入っていたからだ。
ハルグリムソン監督の大事な荷物を載せたまま、バスはアイスランド西部の街スティッキスホールムルに向かって出発してしまう。トラブルが分かったのは、監督の荷物を載せたバスが、首都レイキャビクのある地域とスティッキスホールムルの地域をつなぐトンネルを通過している時だったという。
そこでアイスランド・サッカー協会は、近くに住む職員を“緊急出動”させた。当局の助けを借り、トンネルの外でバスを止めると、パソコン入りのスーツケースを回収し、急いで空港へと運ぶ。最終的に、アイスランド代表の飛行機は小一時間ほどの遅れで出発することができた。
迷惑をかけた全員にコーヒーをおごり、謝罪したというハルグリムソン監督は、「こんな門出になるとは…。これからスタッフにもおごらされるんだろうね」と感謝。アシスタントコーチは「これが今大会で唯一のミスになることを願おうじゃないか」と笑い飛ばしたという。
なにはともあれ、スーツケースが無事だったのは不幸中の幸いだった。アイスランドはロシアでも旋風を巻き起こし、のちに指揮官の失態を笑い話とできるだろうか。グループリーグではアルゼンチン、クロアチア、ナイジェリアと対戦する。初戦は6月16日、相手はいきなり優勝候補の一角アルゼンチンだ。
そこでアイスランド・サッカー協会は、近くに住む職員を“緊急出動”させた。当局の助けを借り、トンネルの外でバスを止めると、パソコン入りのスーツケースを回収し、急いで空港へと運ぶ。最終的に、アイスランド代表の飛行機は小一時間ほどの遅れで出発することができた。
迷惑をかけた全員にコーヒーをおごり、謝罪したというハルグリムソン監督は、「こんな門出になるとは…。これからスタッフにもおごらされるんだろうね」と感謝。アシスタントコーチは「これが今大会で唯一のミスになることを願おうじゃないか」と笑い飛ばしたという。
なにはともあれ、スーツケースが無事だったのは不幸中の幸いだった。アイスランドはロシアでも旋風を巻き起こし、のちに指揮官の失態を笑い話とできるだろうか。グループリーグではアルゼンチン、クロアチア、ナイジェリアと対戦する。初戦は6月16日、相手はいきなり優勝候補の一角アルゼンチンだ。