５月26日、スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタが、J１のヴィッセル神戸の本拠地ノエビアスタジアム神戸で、ウェルカムイベント『Bienvenido ANDRÉS INIESTA』に登場。神戸サポーターの前に初登場した。

　イニエスタは、24日に都内で行なわれた入団会見で「私が神戸に決めた理由は、提示されたプロジェクトが非常に興味深いものだったからです。人として、プレーヤーとして私を非常に信頼してくれました。そこが大きかった」と明かしていた。

　クリムゾンレッドのユニホームに身を包んだイニエスタは、本拠地に多くの神戸サポーターが集まったなかで、日本をリスペクトしたうえで、新たなる挑戦への“所信表明”を口にした。

「日本にいたこの３日前、本当に温かく迎えて頂いて感謝しています。僕にとっては本当に大きな挑戦です。多くを学んで、皆さんと一緒にヴィッセル神戸を偉大にしていければ良いと思います。今朝、クラブハウスも見ましたが、このスタジアムも含めてどちらも素晴らしいです。早くチームに馴染んで、ヴィッセルをもっと偉大にしていきたいです」
 

　イニエスタは、バルセロナでは、リーガ９回、コパ・デル・レイ６回、チャンピオンズ・リーグ４回、クラブワールドカップ３回、スペイン代表では、2010年の南アフリカ・ワールドカップを制し、2008年と2012年のEUROと、数々のメジャータイトルを獲得してきた。それだけに神戸でも目指すものは高い。

「まずはチームに合流して、練習をたくさんし、多く貢献することですね。サッカーにおいても、人生においても、目指すものは最高のところが良いと思うので、リーグ優勝とアジア優勝をしたいですね」

　来るロシア・ワールドカップにスペイン代表の一員として参加するイニエスタが、Ｊリーグでプレーするのは大会後の７月から。「皆さんと一緒にヴィッセルを強くして良ければいいと思います」と語るスーパースターの活躍が今から楽しみだ。