西野監督が反響を呼んだあの発言の真意を語る!「ポリバレントというのは…」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月21日

大会では複数ポジションへの対応力が鍵になると改めて発言。

報道陣の取材を受ける西野監督。「ポリバレント」の重要性を改めて説いた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ロシア・ワールドカップに向けた強化試合、ガーナ戦が5月30日に日産スタジアムで行なわれるが、同21日から日本代表のトレーニングが開始された。

 練習後、報道陣の取材に応じた西野朗監督は、「私自身初めての経験になる。とにかく、今は選手たちをいつものコンディションに近づけたなかでチーム作りをしたいというだけ。早く全員が集まった状態で練習して、ガーナ戦に全力で臨みたい」と意気込んだ。

 今回は大会開幕まで約2か月というなかでハリルホジッチ前監督の解任劇があり、急遽西野監督にワールドカップ指揮官というお鉢が回ってきた形だが、先日のメンバー発表会見で話題となったのが、「ポリバレント」という言葉。とりわけ、3月の欧州遠征で好プレーを見せた中島翔哉がなぜ選ばれなかったのか、という質問が出た際に、指揮官は「ポリバレントがなかった」と口にし、この言葉が多くの反響を呼んでいた。

 西野監督は報道陣に対し、先日の会見を振り返りながら、「ポリバレント」についての真意を語った。
「先日言った“ポリバレント”というのは、複数のポジションをこなせるということ。これは間違いなく、本当に大事なことなので、本大会に向けてそういう選手が必要なんですが、ただ、全員がポリバレントでなければならないと言ったわけではない。もちろん、スペシャルな選手もいます。
 ただ、ポリバレントを要求している中で、複数のポジションで素晴らしいパフォーマンスを出している選手がいたので、その選手に関しては決してポリバレントがないから外したというわけではなくて、競争の中で、選択肢の中で選ぶことができなかったんです」
 
 西野監督の発言によれば、ポリバレントも考慮はするが、あくまで候補選手のパフォーマンスを重視したなかでの選考結果ということになる。

 また、「編成をしていく中ではいろんな対応力が必要になる。(ポリバレントは)間違いなく必要な要素になる」と語り、大会に向けてはやはり複数ポジションへの対応力が鍵になるとした。

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