リーガ・エスパニョーラ第31節
レアル・マドリー　－　アトレティコ・マドリー
４月８日（日）16:15キックオフ（現地時間）／サンチャゴ・ベルナベウ（マドリード）

レアル・マドリー
前節までの成績：３位　勝点63　19勝６分け５敗　76得点・33失点
アトレティコ・マドリー
前節までの成績：２位　勝点67　20勝７分け３敗　50得点・14失点

［注目ポイント］
●絶好調C・ロナウドをA・マドリーは止められるか（R・マドリー／A・マドリー）
●故障明けのクロースはCLのユベントス戦に向けて温存？（R・マドリー）
●アウェー３連敗を阻止できるか（A・マドリー）
●自慢の“クアトロ・ピボーテ”が中盤を制す？（A・マドリー）
●最後の名将対決に？（R・マドリー／A・マドリー）

 

　２位のアトレティコ・マドリーが、３位レアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウに乗り込んで実施されるマドリード・ダービー。ともに、首位バルセロナの背中は霞んで見えなくなりつつあるものの、互いの意地とプライドを賭けた、絶対に負けられない一戦であるのは間違いない。

　より勢いがあるのは、敵地でユベントスを３-０で下し、チャンピオンズ・リーグ３連覇に向けて順調な歩みを見せるR・マドリーか。とりわけ、そのユベントス戦で２ゴールを叩き込んだエースのクリスチアーノ・ロナウドは絶好調。直近の６試合で11ゴールを決めているこのポルトガル代表FWを、堅守が自慢のA・マドリーDF陣がどう封じ込めるか。そこが今回のダービーの最大の注目ポイントと言えそうだ。

　中盤の主導権争いも勝敗の鍵を握る。A・マドリーは自慢の“クアトロ・ピボーテ”（４人のボランチ）をぶつけてくることが予想されるが、R・マドリーは中２日で行なわれるユベントスとの第２レグを意識したメンバー構成になる可能性が高い。イスコと故障明けのトニ・クロースは休ませ、代わりに好調のふたり、ルーカス・バスケスとマルコ・アセンシオを採用するのではないかと言われている。

　A・マドリーは現在、リーガにおけるアウェーゲームに連敗中（バルセロナ戦とビジャレアル戦）だけに、なんとかこの悪い流れを止めたいところ。高い位置からプレスをかけ、ジエゴ・コスタとアントワーヌ・グリエーズマンの２トップに素早くつなげるショートカウンターがスムーズに機能すれば、十分勝機は見出せるはずだ。

　最近６試合（リーガ３試合、チャンピオンズ・リーグ３試合）の対戦成績は、R・マドリーの３勝２分け１敗。11月に実施されたリーガでの前回対戦はスコアレスドローに終わっているが、はたして今回はどのような結果になるのか。

　ともに退任の噂があることから、ジネディーヌ・ジダンとディエゴ・シメオネの名将対決がマドリード・ダービーで実現するのは今回が最後とも言われるだけに、両指揮官の采配からも目が離せない。試合は日本時間の４月８日23時15分にキックオフとなる。