キリンチャレンジカップin EUROPEの日本代表対ウクライナ代表が３月27日、ベルギー・リエージュのスタッド・モーリス・デュフランで、日本時間の21時20分キックオフで行なわれている。

　日本のスタメンは、GK川島永嗣、最終ラインは右から酒井高徳、植田直通、槙野智章、長友佑都。中盤はボランチに長谷部誠と山口蛍を起用し、トップ下に柴崎岳が入った。前線の３トップは右から本田圭佑、杉本健勇、原口元気の顔ぶれ。日本は４日前のマリ戦から先発を８名入れ替えた。本田、柴崎は昨年９月のサウジアラビア戦以来の先発となった。

　試合は立ち上がりからウクライナが左サイドに位置するコノプリャンカが日本のディフェンスラインの裏を突いてチャンスを作り出す。酒井高の背後を取っては、際どいクロスを供給。日本は序盤から危ない場面が続く。15分には、右サイドを崩され、あわや酒井高のオウンゴールのシーンも。

　そして20分、ピッチを幅広く使った攻撃を見せるウクライナが均衡を破る。攻め上がったセンターバックのラキツキーがサイドチェンジのパスを受けると、思い切りよく左足を一閃。強烈なミドルシュートが植田の頭をかすめ、日本ゴールに突き刺さった。ウクライナが先制する。

　日本はビルドアップから丁寧につないで攻め込むシーンも見られるが、アタッキングサードでのパスに正確性を欠き、フィニッシュにつながらない。

　逆に30分、日本はカウンターを許し、FWベセディンに決定的なシュートを放たれるも、枠を外れ事なきを得る。

　ミスも目立ち始め、流れは決して良くない日本だったが、セットプレーのワンチャンスを活かす。41分、柴崎からのクロスを槙野が強烈なヘディングシュート。これが豪快にネットを揺らし、日本が同点に追いついた。

　結局、前半は１-１で終了した。