【Ｊ１リーグ１節】磐田０－３川崎／２月25日（日）／エコパ
 
　Ｊ１リーグ開幕戦の磐田対川崎が25日、エコパスタジアムで行なわれ、３－０で川崎が勝利した。
 
　試合序盤は、磐田が立て続けに決定機を迎える。まずは16分に中村俊輔のＦＫに合わせた高橋祥平がヘディングシュート。しかし、これはポストに弾かれ、こぼれ球に詰めた川又堅碁のシュートもミートしきれず。また、21分にはアダイウトンがＧＫと１対１になるが、今度はチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれてしまった。
 
　そうして磐田がチャンスを逃していると、川崎が隙を突いて先制点を見舞う。エリア付近でボールを持ったエドゥアルド・ネットが得意の左足でクロスを供給。ゴール前に走り込んだ中村憲剛が頭で上手く合わせてネットを揺らした。
 
　さらに川崎は42分に谷口彰悟が、45分にはエドゥアルドが、いずれも中村のクロスをヘッドで合わせてゴールに流し込み、リードを３点に広げた。
 
　後半は反撃の足掛かりを掴みたい磐田が攻勢に移る。70分には田口泰士が絡んで右サイドを突破し、最後はクロスに川又堅碁がヘッドで合わせる。73分にはパスワークで中央を揺さぶり、山田大記がミドルを放った。いずれも得点には結びつかなかったが、徐々に川崎ゴールに近づいて行った。だが、その後は川崎の堅守に阻まれ、最後まで１点が奪えず。そのまま川崎の３点リードで試合は終了した。
 
　ゼロックス杯、ACLで公式戦３連敗と苦しんでいた昨季のＪ１王者が、今シーズン初勝利。リーグ連覇に向け、好スタートを切った。