現地２月14日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント１回戦のポルト戦で、リバプールのモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの３トップが躍動した。
 
　マネがハットトリックを決め、フィルミーノとサラーはそれぞれ１ゴールずつ。５-０の快勝を呼び込んだリバプールの“最強トリオ”は、今シーズンの公式戦での合計得点数を「63」にまで伸ばしている。
 
　そんな３人を称えたのは、リバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラードだ。
 
　現役キャリアをリバプールに捧げ、現在も同クラブのU-18チームを指揮する生き字引は、英国メディア『BT Sports』でルイス・スアレスらとともにプレーした2013-14シーズンを引き合いに出し、マネ、フィルミーノ、サラーの３人を讃えている。
 
「どっちの時代も最高だが、僕やスアレスの頃よりも今のチームは熟成されているね。マネはスピードをもたらし、フィルミーノとともに上手くボールをキープしている。それに加えてゴールを奪えるサラーもいる。このトリオは最高だよ」
 
　ジェラードが引き合いに出した2013-14シーズンのリバプールは、スアレスとダニエル・スターリッジ、ラヒーム・スターリングがトリオを組んで公式戦65ゴールをマーク。そのトリデンテが力強く牽引したことで、チームも終盤まで優勝争いを演じ、プレミアリーグで２位となっていた。
 
　その３人をはるかに凌ぐ勢いでゴールラッシュを決めている現チームのトリオを称えたジェラードは、古巣の好調の要因についても語っている。
 
「今のチームの運動量はとても、とてもスペシャルだ。誰一人として自分勝手にプレーしていないのは明白だよね。変に欲を出す選手もいないし、誰も利己的ではない。全員が協力してボールを繋ぎ、全員が１点の重さをよく理解しているから最適なポジションをお互いに探し出せている」
 
　レジェンドから褒めちぎられたクロップ・リバプールと、そのチームを力強く牽引する“最強トリオ”。はたして、今の快進撃はどこまで続くだろうか？