【スタイル分析】強力な攻撃陣を伝統の堅守速攻で生かす|ウルグアイ

カテゴリ:国際大会

アルド・ドルチェッティ

2014年05月23日

言うなれば”現代版カテナッチョ”。

ルイス・スアレス (C) Getty Images

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 主力の顔触れは、4位入賞を果たした4年前の南アフリカ大会から大きく変わっていない。チームとしてのスタイルも、伝統の堅守速攻だ。
 
 システムは4-4-2を基本に、チーム状態や相手に応じて最適化できるのが強み。ただ、陣形にかかわらず、守備の局面では11人全員が自陣に戻って低い位置に堅固な守備ブロックを築き、奪ったボールは手数を掛けず前線に展開するという、いわば“現代版カテナッチョ”と言うべきスタイルが特徴だ。象徴的なのが、中央と右に3人のハードワーカーを並べる中盤。攻撃の組み立てよりも、守備で敵を壊すプレーを優先する。
 
 攻撃は左サイドのC・ロドリゲス、そして2トップのスアレス&カバーニに依存しており、彼らの打開力が生命線だ。3人はポジションを入れ替えながら、活発な機動力で敵守備陣にディフェンスの的を絞らせず、ボールを持ったら高い個人能力を利して少ない手数で一気にフィニッシュに持ち込む。
 
 自陣深いゾーンでのボール奪取から1~2本のパスで素早く前にボールを展開し、敵の守備陣形が整う前にゴールに迫った時の危険度は、どんな相手にとっても最大レベルだ。
 
分析:アルド・ドルチェッティ
構成:片野道郎
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