【スタイル分析】「前の4人」を生かした直線的な展開が基本|イングランド

カテゴリ:国際大会

ロベルト・ロッシ

2014年05月23日

英国的なエッセンスが前面に。

ウェイン・ルーニー (C) Getty Images

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 ルーニーをトップ下に置く4-2-3-1が基本形。ただし中盤を厚くする4-3-3、より攻撃的な2トップ&2ウイングの4-4-2など、選手を入れ替えながら最終型を模索しているが、チーム作りに迷いが残っている証拠だろう。
 
 中核を担うのはルーニーに加え、34歳のジェラード、35歳のランパードであり、それ以外に不動のレギュラーと呼べる存在がいない。戦力の絶対値は、前回大会やEURO12と比較しても下がっている。
 
 スタイルは、伝統の縦に速いフィジカルで直線的な展開が基本。とはいえ、長身CFにロングボールを放り込み、一気に押し上げるキック&ラッシュではなく、中盤で手数をかけずに「前の4人」に縦パスを送り届け、そこから一気にフィニッシュを目指す戦い方だ。
 
 常にハイペースかつダイレクト志向の展開でボールを大きく動かそうとする点、守備では強いフィジカルコンタクトで積極的に奪いに行く点に、英国サッカーのエッセンスが込められている。格下が相手なら主導権を握って戦えるものの、同格以上に対しては主導権にはこだわらず、カウンターを狙う戦い方が主体となる。
 
分析:ロベルト・ロッシ
構成:片野道郎

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