「なにも分かってないくせに…」マンU移籍のサンチェスがアーセナルOBたちに苦言

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月23日

遺恨は不可避。アーセナル戦は4月28日に“殿堂”で

マンUと4年半の長期契約を結んだサンチェス。週休は40万ポンド(約5800万円)に跳ね上がり、契約ボーナスの1500万ポンド(約22億円)も手に入れるとの噂も。(C)Getty Images

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 1月22日にヘンリク・ムヒタリアンとの交換トレードが成立し、アーセナルからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まったチリ代表FW、アレクシス・サンチェス。「世界一のクラブに加わることができてワクワクしている」と喜びを語る一方で、自身のインスタグラムでは、移籍までの数週間に渡って“口撃”を繰り返していたアーセナルOBたちへの恨み節を書き綴った。
 
「クラブの内情をなにも分かってないくせに言いたいことを言って、ダメージを与えた人びとがいる。はっきり言おう。ミスター(アーセン・ヴェンゲル監督)に請われて試合に出るんだ。僕は常に100%で闘ったし、最後の日までアーセナルのために捧げた。勝利に貢献したいと思っていたからね」
 
 サンチェスが示すところの「人びと」とは、アーセナルのOBたちである。まだ移籍が決まっていないにも関わらず、「モチベーションが感じられない」「忠誠心に欠ける」などと評されていた。そのなかのひとりが、レジェンドであるティエリ・アンリだ。英衛星放送局『Sky Sports』で解説を務めるアンリは、年末のクリスタル・パレス対アーセナル戦で「サンチェスはもうチーム内で浮いた存在になっているのではないか。先制点を決めてもほとんどの選手が祝福しようとしなかったからね」と発言。物議を醸していた。
 
 特定の人物を明かさなかったサンチェスだが、アンリだけは実名を出してコメント。「以前アンリと、移籍について話したことがある。歴史に残る元アーセナル選手も、同じような理由でクラブを変えたじゃないか。今度は僕の番になっただけだ」と記している。
 
 ヴェンゲル監督も今回のサンチェス退団を「お金のためだ」と言い切っており、サポーターの反応を含め、どうやら遺恨は避けられない。マンチェスター・Uとアーセナルの一戦は4月28日、オールド・トラフォードで開催される。
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