選手・監督 採点／寸評
※週刊サッカーダイジェスト6.3号（５月20日発売）より
 
【鳥栖】
［GK］
33 林彰洋　6
セーブも合格点だが、特筆はキック精度。攻撃の起点になっていた。
［DF］
15 丹羽竜平　5.5
出足の良いパスカットなど持ち味を出すも、普段より消極的な印象。
2 キム・ミンヒョク　5.5
構えた時は強さを発揮する一方で、体勢が整う前には裏を取られた。
20 ヨ・ソンヘ　6
後半の体力的に苦しい時間帯でも、身体を張ってカウンターを阻止。
13 安田理大　6
両足から繰り出す、正確なクロスは健在。局面で違いを生んでいた。
［MF］
8 水沼宏太　6
決定機逸は悔やまれる。試合が進むにつれてアグレッシブさが増した。
6 岡本知剛　5.5
激しい局地戦に埋もれ、持ち前のテクニックを披露できず途中交代。
14 藤田直之　6
中盤のバランス調整に苦心。後半はロングスローでチャンスを演出。
10 キム・ミヌ　6
鋭いカットインでエリア内に侵入。プレスバックも精力的にこなす。
22 池田圭　5
スペースを上手く見つけられず、目立った活躍なし。運動量も普通。
［FW］
11 豊田陽平　5.5
シュートが枠に行かない〝ハズレの日〞。それでも、魂の１ゴール。
［交代出場］
MF 28 高橋義希　6
彼のリスクヘッジで中盤が安定。縦への意識で推進力も生んでいた。
MF 29 谷口博之　6
高い位置をキープし、豊田とともにターゲットマンとして機能した。
［監督］
ユン・ジョンファン　6
失点後のリアクションが良く、猛攻を仕掛けて勝点１をもぎ取った。
 
【大宮】
［GK］
21 江角浩司　6
時間稼ぎも目立つが、勝利への貪欲さは評価。PKも一度は止めた。
［DF］
27 今井智基　5.5
運動量を発揮して奮闘するも、押し込まれた終盤に踏ん張り切れず。
2 菊地光将　5.5
時折クレバーな対応は見られたが、空中戦の競り合いでは負け越し。
17 高橋祥平　5.5
ラインを高く保ち前半の攻勢を支えたが、マークのズレも散見した。
14 中村北斗　6
激しいアップダウンで富山を援護。守備でも身体を投げ出して貢献。
［MF］
10 渡邉大剛　5.5
ダイアゴナルランで攻撃を活性化するも、軽率なファウルがPKに。
34 片岡洋介　6.5
位置取りが素晴らしく、ピンチを未然に防ぐ。中盤の防波堤となった。
38 増田誓志　5.5
攻守の舵取りは及第点。ただし運動量は物足りず、散らしも効果薄。
28 富山貴光　6
サイドで起用されたが、中央に切れ込んだ時に怖さを発揮していた。
［FW］
41 家長昭博　6.5
前線でのボールキープは別格の上手さ。正確なクロスが先制に直結。
32 長谷川悠　6
ドンピシャのヘッドで１得点。献身的なプレスバックも印象に残る。
［交代出場］
FW 9 チョ・ヨンチョル　-
スピードを活かせず、ファウルも貰えず。期待を下回るジョーカー。
MF 23 金澤慎　-
セカンドボールは拾ったが、試合勘不足からか球際の激しさに不満。
DF 3 福田俊介　-
時計の針を進めるために投入される。出場時間が短く、評価はなし。
［監督］
大熊清　6
前からの圧力が奏功。先制点までは理想的なゲーム展開だったはず。
 
［試合内容］
前半は両チームとも決定機を迎えながら、モノにできない展開。すると後半の立ち上がり、シンプルなサイド攻撃から大宮が先制する。その後は必至の猛攻に出る鳥栖がペースを握り、83分には執念で同点に。勝点１を分け合った。