川崎勝利で優勝決定は持ち越し…最終戦で鹿島が引き分け以下なら逆転優勝の可能性も

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月29日

小林悠が今季20点目!

立ち上がりの14分に小林が先制点を奪う。(C) SOCCER DIGEST

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[J1リーグ33節]浦和 0-1 川崎/11月29日/埼玉

 J1リーグは11月29日、33節の残り1試合となる浦和レッズ対川崎フロンターレが行なわれ、1対0で川崎が勝ち、リーグ優勝決定は最終節に持ち越された。


 4日前に10年ぶりのACL優勝を果たした浦和は、同決勝のスタメンからラファエル・シルバと宇賀神友弥が欠場。興梠慎三、柏木陽介、槙野智章、青木拓矢がベンチスタートとなった。一方、逆転優勝を狙う川崎はこの試合に勝たなければ鹿島の優勝が決定してしまう。この日、日本代表に選出された小林悠、阿部浩之、大島僚太、谷口彰悟、車屋紳太郎を含むベストメンバーで臨んだ。

 試合は序盤、まずは浦和に決定機が訪れる。7分、左サイドを駆け上がった菊池大介からグラウンダーのクロスが送り込まれると、これに飛び込んだ武藤雄樹が合わせる。しかし、シュートはGKチョン・ソンリョンのファインセーブに阻まれ、ゴールとはならなかった。

 すると、徐々に攻撃のリズムを掴み始めた川崎は14分、右サイドを突破した家長昭博のクロスに小林悠が合わせてゴールネットを揺らす。小林の今季通算20点目で川崎が先制に成功する。

 その後もチャンスを掴んだ川崎だが、GK西川周作の好セーブなどに阻まれ得点ならず、前半を1点リードで折り返す。

 後半に入ると、立ち上がりは1点ビハインドを負う浦和が攻勢を強める。両サイドの菊池、森脇良太らが起点となり、さらには高木俊幸のFKからチャンスを窺う。しかし、川崎もゴール前で身体を張った守備を見せ得点を許さない。

 浦和は74分に高木に代えて梅崎司、82分には菊池に代えて槙野、84分には長澤和輝に代えて柏木を投入して勝負に出る。

 それでも最後まで堅実な守備を見せた川崎は、浦和にゴールを割らせずタイムアップ。川崎が1対0で手堅く逃げ切った。

 この結果、川崎は勝点を69に伸ばし、同71の首位・鹿島に2ポイント差と迫り、リーグ優勝の決定は最終節に持ち越された。

 最終節では、鹿島が敵地でジュビロ磐田と、川崎はホームで大宮アルディージャと対戦。鹿島が勝利すれば、鹿島の2年連続9度目のリーグ優勝、通算20冠目が決まる。一方、川崎が逆転優勝するためには勝利が絶対条件。そのうえで、鹿島が敗れれば勝点で上回り、鹿島が引き分けに終わっても同勝点ながら得失点差で川崎が上回り、川崎の逆転初優勝が決まる。

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