8試合無得点だった男がついに目覚める!

チームに勝利を呼び込んだグリエーズマン。ゴールシーンだけでなく守備でも献身的に振る舞うなど、攻守の両面で主役となった。 (C) Getty Images

ジャンピングボレーの瞬間のグリエーズマン。この芸術弾がチームに今大会初の勝点3をもたらした。 (C) Getty Images
11月21日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループC第5節が行なわれ、アトレティコ・マドリーはローマと対戦した。
今大会、いまだ未勝利で、負ければ決勝トーナメント進出の可能性がなくなるA・マドリーは、試合開始前にカラバフに4-0と快勝したチェルシーがグループ突破を決めたため、自力突破も無くなった中でホームでの大一番に臨んだ。
一方、前節のチェルシー戦で3-0と勝利していたローマは、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決められる。そうした精神的な余裕も持って敵地に乗り込んだ。
試合は公式戦6連勝中のローマが長くボールを持ち、対するA・マドリーが少し下がって速攻を狙うというなかで進行する。
そうした展開で主導権を握ったのは、アウェーチームだった。勝たなくてはいけないためにややナーバスになってパスの精度を欠いたホームチームを尻目に落ち着いたパスワークでゲームを構築していった。
次第に後手を踏むようになっていったA・マドリーは、アントワーヌ・グリエーズマンにボールを回すも、公式戦8試合連続無得点中のフランス代表FWは、精彩を欠く。ならばと、フェルナンド・トーレスに託すも、このベテランFWも思ったようにボールを受けられずに苦戦した。
その後も流れは変わらずにホームチームは、停滞ムードに包まれながら前半を折り返す。
迎えた後半、サポーターの大声援に後押しをされたA・マドリーは停滞ムードを払しょくすべく前掛かりに仕掛ける。62分にはチームキャプテンのガビをピッチに送り込んで勝利へ士気を高めると、66分にはF・トーレスが相手ゴールをかすめる惜しいシュートを見舞った。
67分にはフランス代表FWのケビン・ガメイロを投入して、さらに攻勢を強めたA・マドリー。すると、不振のエースがついにその時をもたらす。
69分、左サイドで抜け出したアンヘル・コレアが軸足を滑らせながらもボールをペナルティーエリア内へ折り返すと、ふわりと上がったボールにグリエーズマンが渾身のジャンピングボレーで合わせて、豪快にネットを揺らしたのだ。
不振に喘いできたエースの値千金弾で先手を取ったA・マドリーは、再びローマに攻め込まれるも、自陣に人数を割いて守備網を敷き、逃げ切り態勢を固めていった。
すると、ホームチームに追い風が吹く。83分にローマのブルーノ・ペレスがフィリペ・ルイスを引っ掛けて倒すと、これがこの日2度目の警告となって退場処分になったのだ。
数的優位にも立ったA・マドリーは、この機を見逃さない。直後に試合を決定付ける一撃を見舞う。
85分、ペナルティーエリア手前でボールを持ったグリエーズマンがゴール前へスルーパスを供給。これに抜け出したガメイロが相手守護神アリソンをかわして、ゴール左隅へ流し込んだ。
フランス代表コンビの連携から雌雄を決したA・マドリーは、その後、戦意を喪失したローマの攻撃を危なげなく凌ぎきってシャットダウン。見事、2-0で勝点3を手中に収めた。
逆転でのグループ突破に首の皮一枚で繋がったA・マドリー。いまだローマが最終節で勝てば、その時点でグループ敗退が決まるという他力本願な状況に変わりはないが、闘将ディエゴ・シメオネの率いるロス・ブランコスは、難所スタンフォード・ブリッジで行なわれるチェルシー戦に全てを懸ける。
今大会、いまだ未勝利で、負ければ決勝トーナメント進出の可能性がなくなるA・マドリーは、試合開始前にカラバフに4-0と快勝したチェルシーがグループ突破を決めたため、自力突破も無くなった中でホームでの大一番に臨んだ。
一方、前節のチェルシー戦で3-0と勝利していたローマは、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決められる。そうした精神的な余裕も持って敵地に乗り込んだ。
試合は公式戦6連勝中のローマが長くボールを持ち、対するA・マドリーが少し下がって速攻を狙うというなかで進行する。
そうした展開で主導権を握ったのは、アウェーチームだった。勝たなくてはいけないためにややナーバスになってパスの精度を欠いたホームチームを尻目に落ち着いたパスワークでゲームを構築していった。
次第に後手を踏むようになっていったA・マドリーは、アントワーヌ・グリエーズマンにボールを回すも、公式戦8試合連続無得点中のフランス代表FWは、精彩を欠く。ならばと、フェルナンド・トーレスに託すも、このベテランFWも思ったようにボールを受けられずに苦戦した。
その後も流れは変わらずにホームチームは、停滞ムードに包まれながら前半を折り返す。
迎えた後半、サポーターの大声援に後押しをされたA・マドリーは停滞ムードを払しょくすべく前掛かりに仕掛ける。62分にはチームキャプテンのガビをピッチに送り込んで勝利へ士気を高めると、66分にはF・トーレスが相手ゴールをかすめる惜しいシュートを見舞った。
67分にはフランス代表FWのケビン・ガメイロを投入して、さらに攻勢を強めたA・マドリー。すると、不振のエースがついにその時をもたらす。
69分、左サイドで抜け出したアンヘル・コレアが軸足を滑らせながらもボールをペナルティーエリア内へ折り返すと、ふわりと上がったボールにグリエーズマンが渾身のジャンピングボレーで合わせて、豪快にネットを揺らしたのだ。
不振に喘いできたエースの値千金弾で先手を取ったA・マドリーは、再びローマに攻め込まれるも、自陣に人数を割いて守備網を敷き、逃げ切り態勢を固めていった。
すると、ホームチームに追い風が吹く。83分にローマのブルーノ・ペレスがフィリペ・ルイスを引っ掛けて倒すと、これがこの日2度目の警告となって退場処分になったのだ。
数的優位にも立ったA・マドリーは、この機を見逃さない。直後に試合を決定付ける一撃を見舞う。
85分、ペナルティーエリア手前でボールを持ったグリエーズマンがゴール前へスルーパスを供給。これに抜け出したガメイロが相手守護神アリソンをかわして、ゴール左隅へ流し込んだ。
フランス代表コンビの連携から雌雄を決したA・マドリーは、その後、戦意を喪失したローマの攻撃を危なげなく凌ぎきってシャットダウン。見事、2-0で勝点3を手中に収めた。
逆転でのグループ突破に首の皮一枚で繋がったA・マドリー。いまだローマが最終節で勝てば、その時点でグループ敗退が決まるという他力本願な状況に変わりはないが、闘将ディエゴ・シメオネの率いるロス・ブランコスは、難所スタンフォード・ブリッジで行なわれるチェルシー戦に全てを懸ける。