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トッテナムを救ったのは25歳の第3GK! 恩師ポチェティーノも「驚くべきデビューだ」とベタ褒め

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月06日

ロリスとフォルムが立て続けに離脱して…。

196センチ・90キロの巨躯を目一杯に広げたセーブを披露し、相手の攻撃を凌いだガッザニガ。その“必死な”プレーはホームサポーターたちを熱くさせた。 (C) Getty Images

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 同じ街のライバルクラブとの接戦で光り輝いたのは、急遽出番を与えられた第3GKだった。現地時間11月5日にウェンブリーで行なわれたプレミアリーグ第11節で、トッテナム・ホットスパーはクリスタル・パレスを1-0で下し、勝利を手にしている。
 
 試合開始直後から相手の堅守に手を焼いたトッテナムだったが、64分に韓国代表FWのソン・フンミンのゴールで均衡を破り、結局、その虎の子の1点を守り抜いた。
 
 接戦を制したこの日のトッテナムで、殊勝なパフォーマンスを披露し評価を高めたのが、アルゼンチン人GKのパウロ・ガッザニガである。
 
 今夏の移籍市場でラージョ・バジェカーノからやってきたガッザニガだが、その役割は第3GKにすぎなかった。というのも、トッテナムの正守護神にはフランス代表のユーゴ・ロリスが君臨しており、その後ろにはオランダ代表のミシェル・フォルムが控えていたからだ。
 
 ところがこの試合、プレーもまだまだ粗削りで、経験でも実力でも先の2人に大きく劣る25歳のGKに、突然出場機会が回ってくる。ロリスが鼠蹊部を痛めて離脱し、さらにフォルムも風邪で状態が芳しくなく欠場を余儀なくされたのだ。
 
 試合前日に先発起用を伝えられたというガッザニガは、移籍後初出場に「最初は少しナーバスになっていた」と話す。それでも36分にスコット・ダンの一撃を身体を張ってストップすると、60分にはルカ・ミリボイェビッチの渾身のヘディングシュートも止めてみせた。
 
 ゴール前を飛び出すタイミングがアバウトだったりと、不安が全くなかったわけではない。だが、完封勝利に貢献したガッザニガを、同じアルゼンチン人のマウリシオ・ポチェティーノ監督は、「パウロは、デビュー戦なのに驚くほど上手くプレーしてくれた」と名指しで称賛した。
 
 ガッザニガにとってポチェティーノは、2012年7月、当時イングランド4部にいたジリンガムからサウサンプトンに自身を引き抜いてくれた恩師。そんな指揮官から「パウロをGKのオプションに持つことは素晴らしいことだ。彼の活躍は私も嬉しい」と褒めちぎられたガッザニガは、「仲間が多くのサポートをしてくれたから」と謙遜しつつも、さらなる飛躍を誓う。
 
「スパーズでナンバーワンになるために一歩、一歩上がっていくつもりだ」
 
 11月のインターナショナルマッチウイーク(6~14日)が過ぎれば、守護神ロリスの復帰が見込まれており、ガッザニガの行く手は決して平坦ではない。それでもチームの危機を救い、伸びしろを十分に感じさせた“第3GK”の将来を、今は期待せずにいられない。
 
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