「カンフーキック」は出場停止8か月だったが…
11月2日(現地時間)に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第4節で、マルセイユはギマラエスに0-1で敗れたが、敵地でのこの一戦の前に、とんでもない騒ぎを起こしてしまった。
事の発端は、試合前のウォーミングアップ中、ポルトガルまで乗り込んできた約500人のマルセイユ・サポーターの一部がスタンドから飛び出し、この日、ベンチスタートとなったパトリス・エブラに対して野次を飛ばしたことにあった。
これに怒ったエブラがサポーターの元へ詰め寄り、酒井宏樹を含めた多くのマルセイユの選手も入り乱れるなかで、ひとりのサポーターの頭部へハイキックを見舞ったのだ。
その後、すぐに警備員らが割って入り、またエブラはチームメイトのロランドとドーリアによって制されたことで騒ぎは収束。しかし、エブラはベンチに座って試合開始を待っていたところで、退席を命じられた。暴力行為により、試合に出場せずして退場処分となったのだ。
EL史上初の試合前退場というハプニングが起こった後、マルセイユのリュディ・ガルシア監督は「(野次に)反応するべきではなかった」とエブラのしたことは愚行であると認めながらも、同時に「侮辱した方も悪い。彼らが我々のサポーターとは……」とも語っている。
観客へのキックということで、各国のメディアは、1995年1月にマンチェスター・ユナイテッドのエリック・カントナがクリスタル・パレス戦で、野次を飛ばした相手サポーターに見舞った「カンフーキック」を引き合いに出し、今回の一件を大々的に報じている。
そんななか、ポルトガルの『A BOLA』は、エブラが手ではなく、咄嗟に見事な(?)ハイキックを決めたことに着目したようで、先月、彼がインスタグラムにアップした総合格闘技のトレーニング風景を掲載して、「偶然ではないだろう……」と記している。
現在、調子を落としポジションを失っているフランス代表SBに対し、周囲からの風当たりが強くなっているなかで起こってしまった事件。前述のカントナは、8か月間の出場停止処分を受けたが、果たして今回の「ハイキック」にはどのような処分が下されるのか。
事の発端は、試合前のウォーミングアップ中、ポルトガルまで乗り込んできた約500人のマルセイユ・サポーターの一部がスタンドから飛び出し、この日、ベンチスタートとなったパトリス・エブラに対して野次を飛ばしたことにあった。
これに怒ったエブラがサポーターの元へ詰め寄り、酒井宏樹を含めた多くのマルセイユの選手も入り乱れるなかで、ひとりのサポーターの頭部へハイキックを見舞ったのだ。
その後、すぐに警備員らが割って入り、またエブラはチームメイトのロランドとドーリアによって制されたことで騒ぎは収束。しかし、エブラはベンチに座って試合開始を待っていたところで、退席を命じられた。暴力行為により、試合に出場せずして退場処分となったのだ。
EL史上初の試合前退場というハプニングが起こった後、マルセイユのリュディ・ガルシア監督は「(野次に)反応するべきではなかった」とエブラのしたことは愚行であると認めながらも、同時に「侮辱した方も悪い。彼らが我々のサポーターとは……」とも語っている。
観客へのキックということで、各国のメディアは、1995年1月にマンチェスター・ユナイテッドのエリック・カントナがクリスタル・パレス戦で、野次を飛ばした相手サポーターに見舞った「カンフーキック」を引き合いに出し、今回の一件を大々的に報じている。
そんななか、ポルトガルの『A BOLA』は、エブラが手ではなく、咄嗟に見事な(?)ハイキックを決めたことに着目したようで、先月、彼がインスタグラムにアップした総合格闘技のトレーニング風景を掲載して、「偶然ではないだろう……」と記している。
現在、調子を落としポジションを失っているフランス代表SBに対し、周囲からの風当たりが強くなっているなかで起こってしまった事件。前述のカントナは、8か月間の出場停止処分を受けたが、果たして今回の「ハイキック」にはどのような処分が下されるのか。