名前入り「10番ユニホーム」を贈られご満悦
聖地ウェンブリーで開催されたプレミアリーグ9節、トッテナム・ホットスパー対リバプールの一戦にビッグゲストがサプライズ登場した。元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナそのひとだ。
マラドーナがロンドン入りしたのは、月曜日に開催される「FIFAアワード授賞式」に出席するため。1980年代に代表チームの先輩コンビ、オズワルド・アルディレスとリカルド・ビジャが在籍していたこともあり、若かりし頃はトッテナム贔屓で、スパーズ(トッテナムの愛称)のチャリティーマッチなどによく顔を出していた(が、神の手ゴール以降はなくなった)。現在は同胞で、キャリアの最終盤に代表でチームメイトだったマウリシオ・ポチェティーノが監督を務める。今回はその応援に駆け付けたようだ。
ポチェティーノ監督は試合前のフラッシュインタビューで、恥ずかしそうにこう話した。
「ディエゴは僕のアイドルだった。素晴らしいパーソナリティーの持ち主で、僕にとっては永遠のベストプレーヤーだよ」
ハーフタイムには“兄貴分”のアルディレスとともにピッチに登場。ナンバー10が刻まれた名前入りのレプリカユニホームを贈呈されると、スパーズ・サポーターから「マラドーナ! マラドーナ!」のチャント。気を良くした御大はユニホームをマフラー代わりにしてぐるぐる回し、投げキッスとともに声援に応えた。
マラドーナとイングランドと言えば、因縁浅からぬ間柄だ。1982年に英国とアルゼンチンの間で勃発したフォークランド紛争(マルビーナス戦争)に端を発し、両国の関係が悪化の一途を辿るなか、86年メキシコ・ワールドカップ準々決勝で、アルゼンチンとイングランドが激突。そのゲームで世界フットボール遺産とも言える「神の手ゴール」と「5人抜き」を決め込んだのだ。
現在はUAEのフジャイラFCで監督を務める傍ら、FIFAのアンバサダーとしても活動中。10月30日に57回目の誕生日を迎える。相変わらずぽっちゃりはしているが、一時生命の危険に晒された激太り時代に比べれば、かなりすっきりした印象だ。
試合はハリー・ケインの2得点などで、トッテナムが4-1の快勝を収めた。過去9戦、プレミアリーグで勝てていなかった相手だけに、英紙『Daily Mail』は「神の子マラドーナがスパーズを強力にバックアップした」と冗談交じりに報道。試合後のポチェティーノ監督は、「選手たちは最高のゲームで最高のパフォーマンスを見せてくれた。ディエゴにファンタスティックなフットボールを見せることができて良かったよ」と語った。
なおこの日のリバプール戦の観客数は8万827人で、プレミアリーグの最多入場者記録を更新。マラドーナとともにNBAの元スタープレーヤー、コビー・ブライアントも招待され、こちらは試合前のロッカールームを訪問し、「24番」のユニホームを進呈された。
マラドーナがロンドン入りしたのは、月曜日に開催される「FIFAアワード授賞式」に出席するため。1980年代に代表チームの先輩コンビ、オズワルド・アルディレスとリカルド・ビジャが在籍していたこともあり、若かりし頃はトッテナム贔屓で、スパーズ(トッテナムの愛称)のチャリティーマッチなどによく顔を出していた(が、神の手ゴール以降はなくなった)。現在は同胞で、キャリアの最終盤に代表でチームメイトだったマウリシオ・ポチェティーノが監督を務める。今回はその応援に駆け付けたようだ。
ポチェティーノ監督は試合前のフラッシュインタビューで、恥ずかしそうにこう話した。
「ディエゴは僕のアイドルだった。素晴らしいパーソナリティーの持ち主で、僕にとっては永遠のベストプレーヤーだよ」
ハーフタイムには“兄貴分”のアルディレスとともにピッチに登場。ナンバー10が刻まれた名前入りのレプリカユニホームを贈呈されると、スパーズ・サポーターから「マラドーナ! マラドーナ!」のチャント。気を良くした御大はユニホームをマフラー代わりにしてぐるぐる回し、投げキッスとともに声援に応えた。
マラドーナとイングランドと言えば、因縁浅からぬ間柄だ。1982年に英国とアルゼンチンの間で勃発したフォークランド紛争(マルビーナス戦争)に端を発し、両国の関係が悪化の一途を辿るなか、86年メキシコ・ワールドカップ準々決勝で、アルゼンチンとイングランドが激突。そのゲームで世界フットボール遺産とも言える「神の手ゴール」と「5人抜き」を決め込んだのだ。
現在はUAEのフジャイラFCで監督を務める傍ら、FIFAのアンバサダーとしても活動中。10月30日に57回目の誕生日を迎える。相変わらずぽっちゃりはしているが、一時生命の危険に晒された激太り時代に比べれば、かなりすっきりした印象だ。
試合はハリー・ケインの2得点などで、トッテナムが4-1の快勝を収めた。過去9戦、プレミアリーグで勝てていなかった相手だけに、英紙『Daily Mail』は「神の子マラドーナがスパーズを強力にバックアップした」と冗談交じりに報道。試合後のポチェティーノ監督は、「選手たちは最高のゲームで最高のパフォーマンスを見せてくれた。ディエゴにファンタスティックなフットボールを見せることができて良かったよ」と語った。
なおこの日のリバプール戦の観客数は8万827人で、プレミアリーグの最多入場者記録を更新。マラドーナとともにNBAの元スタープレーヤー、コビー・ブライアントも招待され、こちらは試合前のロッカールームを訪問し、「24番」のユニホームを進呈された。