【U-17W杯】綱渡りの勝利にイングランド指揮官「日本は本当にタフで、強力な敵だった」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月18日

「PK戦に関しては、かなり入念な準備をしてきた」

日本をかろうじてPK戦で下したイングランド。U-17W杯での最高成績は意外にもベスト8で、準々決勝のアメリカ戦で初の4強入りを狙う。(C)Getty Images

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[U-17W杯 決勝トーナメント1回戦]日本 0(3PK5)0 イングランド/10月17日/インド・コルカタ

 グループリーグ3試合で11得点と猛威を振るったアタッカー陣がゴールを割れず、PK戦を制してなんとか8強への扉をこじ開けた。
 
 イングランドU-17代表のスティーブ・クーパー監督は安堵の表情を浮かべながら、試合後の記者会見場に登場。森山佳郎監督率いる“00ジャパン”との激闘を振り返った。
 
「今夜のゲームは過酷だった。日本は本当にタフで、強力な敵だったよ。とくに後半の彼らは実に素晴らしいフットボールをしていたし、何度かボックス内で決定的なシュートを撃たれたね。我々はグループリーグで11ゴールを奪ったけれど、それを繰り返すのは容易ではないということを痛感させられた。このような世界大会では、対戦する相手も試合を重ねながら成長を遂げていく。今日の日本もそうだ。予想していた通り、簡単に突き崩せる相手ではなかった。だから無得点に終わったことを嘆くのではなく、そんななかでもしっかりチャンスを創出した選手たちを私は称えたい」
 
 大苦戦を余儀なくされたものの、「ほぼゲームプラン通りだった。ゴールを奪えなかったのが誤算なだけで、選手たちは私が期待した動きを見せてくれた」と話すクーパー監督。PK戦ではキッカーの5人全員が成功。このパーフェクションについては、自画自賛した。
 
「PK戦に関しては、かなり入念な準備をしてきたからね。(キーパーの)カーティス・アンダーソンが4人目のキッカーを務めたのも指示通りだよ。相応の時間を費やして練習した結果が出て、本当に嬉しく思う。この苦戦を教訓とし、選手たちのエネルギーに変えてアメリカ戦に備えたい」
 
 インドでも有数のサッカーどころであるコルカタ。スタジアムは6万人近い大観衆を飲み込み、独特の熱狂的な雰囲気を醸し出していた。指揮官は「これだけのサポーターの前で試合ができるとは思ってもいなかったし、光栄だった。我々だけでなく日本も奮い立ったことだろう。ナイスゲームをお見せできたと思う」と感慨深げに語った。
 
 日本を下したイングランドは準々決勝に進出。同国史上初となる今大会でのベスト4進出を懸け、土曜日のアメリカ戦に臨む。
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