【ACL】中国の地元紙が浦和戦ドローを悔やむ「まんまと抜け道を突かれてしまった」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月28日

不動の主将は「出来は良かった。第2レグで結果を掴む!」。

シュート21本を放つもこのフッキの1得点に終わった上海上港。地元紙は「攻守両面でツメの甘さがあった」と評した。

画像を見る

 大注目のアジア・チャンピオンズリーグ準決勝、浦和レッズvs上海上港。水曜日に行なわれた上海での第1レグは、1-1のドローに終わった。
 
 圧倒的なボール支配で上回る上海上港に対して、アウェーの浦和はソリッドな守備と鋭い速攻で対峙。15分にフッキに先制点を許すも、13分後に素早い縦への繋ぎから柏木陽介がハーフボレーを決め、振り出しに戻した。後半は敵の猛攻に遭い、シュート数3対21という劣勢に立たされながら、なんとか引き分けで凌いで見せた。
 
 その熱闘を詳報したのが、上海発の中国全国紙『新浪新聞』だ。「上海上港が1-1の停滞を余儀なくされる」と題し、戦評を掲載した。
 
「すでにグループリーグで2試合を戦っている者同士の再戦で、手の内を知り尽くしていただろう。ともにホームゲームで強みを発揮して1勝ずつを挙げた。言わば“狭い道での攻防”。拮抗した展開が予想されたが、あっさりと主導権を握ったのは、フッキ、オスカール、エウケソン、そして地元のシューター、ウー・レイの贅沢なアタッカー陣を擁するホームチームだった。暗黙のコンビネーションで浦和ゴールを襲った」
 
 先制点となったフッキの強力ミドルを「驚異的なフィジカルでこじ開けた」と描写。一方で浦和の同点シーンについては、「いとも簡単にパスをつながれ、まんまと抜け道を突かれてしまった」と表現し、上海上港DF陣の緩慢なチェックを批判した。
 
 後半は守備を固めた浦和に対して一層の攻勢を仕掛けたが、68分にオスカールの直接FKがポストに嫌われるなど勝ち越し点は奪えなかった。「惜しい場面は何度かあったが決定力を欠いた。終わってみれば攻守両面でツメの甘さがあった」と指摘した。
 
 そして最後に上海上港の人気選手で、「中国のジェンナーロ・ガットゥーゾ」の異名を持つ主将、ツァイ・フイカンのコメントを紹介。不動のキャプテンは第2レグに向け、展望をこう語っている。
【関連記事】
【ACL】浦和の戦いぶりを欧米メディアが賞賛!「見事なしっぺ返し」「流れるようなパスワーク」
「レッズはたったの3本だよ?」「本当にガッカリ」上海上港の指揮官が痛恨ドローに嘆き節
【ACL採点&寸評】浦和 1-1 上海上港|MOMは珍しい右足でネットを揺らしたあの男!奮闘した浦和守備陣も評価
隣国・韓国はレッズのどんでん返しをどう報じた? 「Kリーグ勢が全滅したACLで…」
1-1ドローは想定内!柏木陽介は「失点1は仕方ないと思って挑んでいた」とアウェー弾に手応え

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ