【ACL】川崎が先制も… 車屋が顔面蹴りで一発退場、数的不利の窮地に

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月13日

鬼木監督は、先制アシストの中村を下げる決断。

先制点を奪ったエウシーニョ(18番)。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ対川崎フロンターレの2ndレグが9月13日、埼玉スタジアムで19時30分のキックオフで行なわれた。

【ACL準々決勝PHOTO】浦和が4ゴールの大逆転で9年ぶりの準決勝進出!

 試合は立ち上がり、1stレグで1-3と敗れている浦和が攻勢に出る。両サイドの高木俊幸、ラファエル・シルバが果敢に仕掛け、興梠慎三が川崎ゴールに迫る。しかし、先制したのは川崎。19分、中盤から中村憲剛が浦和の最終ラインの背後へ絶妙なラストパスを供給すると、これに反応したエウシーニョがGK西川周作をかわし、ゴールに流し込んだ。

 俄然有利になった川崎だが、浦和も意地を見せる。35分、矢島の鮮やかなスルーパスに反応した興梠がゴール右に流し込み、同点に追いつく。スタジアムがにわかに活気づき始める。
 
 そして同点となった直後の37分、中盤でのボールの奪い合いの際に、川崎の車屋紳太郎の高く上がった足の裏が興梠の顔面に入ってしまう。このプレーに対して、主審は車屋に即座にレッドカードを突き付け、一発退場とする。川崎は前半にして、10人で戦う窮地に陥った。

 鬼木監督はこの状況を受けて42分、先制アシストの中村に代えて田坂祐介を投入。前半は1-1で終了した。

 そして後半、浦和が猛攻を開始。63分にCBのマウリシオに代えてズラタンを投入すると、70分にそのズラタンがCKからヘディングシュートをねじ込み、2戦合計で1点差に。さらに84分にはペナルティエリア内に進入したR・シルバが右足でゴール左にねじ込み、ついに浦和が2戦合計で4-4の同点に追いつく。

 浦和はさらに嵩にかかって攻め、同点直後の85分、高木が後方からのフィードを左足のダイレクトボレー。鋭い縦回転の掛かったシュートは、GKチョン・ソンリョンの頭上を越えゴールネットを揺らした。浦和が2戦合計5-4と逆転に成功する。

 試合はこのままタイムアップ。一時は1-4とリードされた浦和が、奇跡的な逆転勝利を収め、2008年以来の9年ぶりのベスト4進出を決めた。浦和は、準決勝でフッキ、オスカールの現役ブラジル代表を擁する上海上港と対戦する。準決勝は9月27日、10月18日に行なわれる。
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