59分に、この日最大のチャンスが訪れるも…。
[J1リーグ21節]柏 0-0 鳥栖/8月9日/柏
終始ゲームの主導権を握った柏が決定機を何度も作ったが、最後まで得点を奪えず、鳥栖戦をスコアレスドローで終えた。
柏の下平隆宏監督は、試合を以下のように振り返った。
「上位を狙う意味でも痛い引き分けでした。何度かカウンターを食らうシーンもありましたけど、決定機を何度も作り出して、あとはほんのちょっと押し込むとか、合わせるというところ。最後の最後で足を出されたり、身体を張られてゴールを割ることができませんでした。
ただ、選手たちは最後までゴールを奪うためにランニングしたり、飛び込んだり、駆け引きしたり、そういった中でトライし続けてくれたことに関しては前向きに捉えています」
両チームのシュート数は、20対6。試合のほとんどの時間を優勢に進めていた柏にとっては、勝点1を得たというよりは、どちらかと言えば、勝点2を失ったという表現が近いゲームだった。まさに〝痛い引き分け″だった。
この日最大のチャンスは59分。新加入の韓国人MFキム・ボギョンのスルーパスに抜け出したクリスティアーノがペナルティエリア内で、スライディングで阻止したキム・ミンヒョクと交錯。ただ、これはノーファウルの判定で、プレーは続けられた。
下平監督はこのシーンのほか、90分のD・オリヴェイラが退場を命じられた判定についても言及した。
「少しジャッジのところで残念というか……。先ほど映像も見ましたけど、PKだったかなと思いました。それに(退場の場面は)ディエゴ(・オリヴェイラ)に関しては本人に聞いたら『足は当たってない』と。彼の言葉を信じれば、少し我々にとっては苦しいジャッジになってしまったかなと思います」
この試合では90+4分にキム・ボギョンにもレッドカードが提示された。つまり次節の清水戦は、1トップのD・オリヴェイラ、トップ下のキム・ボギョンの両助っ人を欠いた状態で戦わなくてはいけない。
それでも下平監督は、いたって冷静だ。
「ただ、長いシーズンを戦っていく上ではこういうこともありますし、また連戦ですので、次こそは勝点3を取って、上位に追随できるようにやっていきたいと思います」と意気込む。
清水戦は、まさにチームの総合力が問われそうだ。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
終始ゲームの主導権を握った柏が決定機を何度も作ったが、最後まで得点を奪えず、鳥栖戦をスコアレスドローで終えた。
柏の下平隆宏監督は、試合を以下のように振り返った。
「上位を狙う意味でも痛い引き分けでした。何度かカウンターを食らうシーンもありましたけど、決定機を何度も作り出して、あとはほんのちょっと押し込むとか、合わせるというところ。最後の最後で足を出されたり、身体を張られてゴールを割ることができませんでした。
ただ、選手たちは最後までゴールを奪うためにランニングしたり、飛び込んだり、駆け引きしたり、そういった中でトライし続けてくれたことに関しては前向きに捉えています」
両チームのシュート数は、20対6。試合のほとんどの時間を優勢に進めていた柏にとっては、勝点1を得たというよりは、どちらかと言えば、勝点2を失ったという表現が近いゲームだった。まさに〝痛い引き分け″だった。
この日最大のチャンスは59分。新加入の韓国人MFキム・ボギョンのスルーパスに抜け出したクリスティアーノがペナルティエリア内で、スライディングで阻止したキム・ミンヒョクと交錯。ただ、これはノーファウルの判定で、プレーは続けられた。
下平監督はこのシーンのほか、90分のD・オリヴェイラが退場を命じられた判定についても言及した。
「少しジャッジのところで残念というか……。先ほど映像も見ましたけど、PKだったかなと思いました。それに(退場の場面は)ディエゴ(・オリヴェイラ)に関しては本人に聞いたら『足は当たってない』と。彼の言葉を信じれば、少し我々にとっては苦しいジャッジになってしまったかなと思います」
この試合では90+4分にキム・ボギョンにもレッドカードが提示された。つまり次節の清水戦は、1トップのD・オリヴェイラ、トップ下のキム・ボギョンの両助っ人を欠いた状態で戦わなくてはいけない。
それでも下平監督は、いたって冷静だ。
「ただ、長いシーズンを戦っていく上ではこういうこともありますし、また連戦ですので、次こそは勝点3を取って、上位に追随できるようにやっていきたいと思います」と意気込む。
清水戦は、まさにチームの総合力が問われそうだ。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)