ポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドは、本当にレアル・マドリーから移籍するのだろうか。英国メディア『スカイ・スポーツ』は現地時間６月18日、マンチェスター・Uの内部にはC・ロナウドが残留するとの見方が多いと報じた。だが、当人は古巣復帰を希望しているという。
 
　スペイン検察から脱税の疑いで起訴されたC・ロナウドは16日、スペイン脱出を希望していると大きく報じられた。その報道直後から注視されているのは、マンチェスター・U復帰の可能性だ。
 
　怪我により長期離脱を強いられたズラタン・イブラヒモビッチとの契約を更新せず、攻撃陣のテコ入れが取りざたされているマンチェスター・Uは、同じR・マドリーのアルバロ・モラタへの関心が騒がれている。だが、かつての大エースが復帰を希望するのであれば、もちろんターゲット変更も辞さないだろう。
 
　スカイ・スポーツは、C・ロナウドに近い情報筋が、「マンチェスター・Uはポルトガル代表FWの心のすぐ近くにあると話した」と報道。また同選手のアドバイザーたちが、スペイン国外の新しいクラブを探すように指示したとも伝えている。
 
　実際、２億ユーロ（約240億円）とも言われる移籍金や同じく高額なサラリーを考えれば、C・ロナウドの獲得に動けるクラブは世界を見回してもごくわずかしか存在しない。マンチェスター・Uはその有力候補だ。その他には、パリ・サンジェルマンの名前も挙がっている。
 
　そしてそのパリSGとの交渉に関して、スペインでは興味深いニュースが報じられている。
 
　スペイン・メディア『オンダ・セロ』の報道として同国紙『マルカ』が伝えたところによると、C・ロナウドとコンフェデレーションズカップに参戦中のポルトガル代表DFのペペが、「一緒にパリSGに行こう」と誘ったというのだ。R・マドリーとの契約延長に至らなかったペペは、今夏のパリSG加入が有力視されている。
 
　はたしてC・ロナウドは、ジネディーヌ・ジダン監督と３年連続の欧州制覇を目指すのか、かつて栄光を築いた古巣に戻るのか、長年苦楽をともにした同僚と花の都へと拠点を移すのか――。
 
　はたまた、違う答えを見出すのだろうか。その去就動向に引き続き注視が必要だろう。

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