「どん底」インテル、監督交代は確実? 主将イカルディも「代償を払うのは…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年04月23日

後半に続けざまに4失点して乱打戦を落とす。

フィオレンティーナに敗れたインテル。主将イカルディ(右)もガックリと肩を落とした。(C)Getty Images

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長友は前節のミラノ・ダービーに続くスタメン。しかし、チームは5失点で敗れた。(C)Getty Images

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 欧州への切符を争う直接のライバルを相手に7-1と大勝し、大きな賛辞を浴びていたのが遠い昔のようだ。インテルは現地時間4月22日のフィオレンティーナ戦(セリエA33節)に4-5で敗れ、4~6位に与えられるヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃す危機にある。
 
 アディショナルタイムの失点で追いつかれ、ミランと2-2で引き分けた前節ミラノ・ダービーでの嫌な空気を払拭したかったインテル。長友佑都も左SBで先発したこのフィオレンティーナ戦は、前半に先制を許しながらも逆転し、後半もPKを献上したものの守護神サミール・ハンダノビッチのセーブでピンチを凌いだ。
 
 だが、63分に同点弾を許すと、ここから16分間でさらに3失点。終盤に主将マウロ・イカルディが意地の2発でハットトリックを達成し、1点差まで強めたものの、ここ4試合で3度目となる黒星を喫した。
 
 3月12日のアタランタ戦(28節)で7得点を奪って大勝し、チャンピオンズ・リーグ出場圏(3位以内)浮上への期待も高まっていたインテルだが、以降の5試合は白星なし(2分け3敗)。6位ミランが23日のエンポリ戦に勝てば、7位インテルはEL出場ラインに残り5試合で5ポイント差と非常に厳しい状況となる。
 
 転落を止められないチームに、幹部たちも頭を悩ませているのだろう。イタリア『メディアセット』によると、ハビエル・サネッティ副会長やピエロ・アウジリオSD、オーナーの息子スティーブン・チャンら首脳陣は、試合後にステーファノ・ピオーリ監督とロッカールームで1時間に渡って緊急ミーティングをしたという。
 
 そのピオーリ監督は「後半にああなった理由を分析して理解しなければいけなかった。後半のインテルは私のチームではなかったよ。あの停滞は説明できない」と落胆を露わにした。
 
「インテルにしてはあまりに酷い出来だ。良いことも悪いことも責任は私にある。最後まで全力を尽くすよ。サンプドリア戦(30節)の黒星で少し気落ちしてしまったが、それはこんなパフォーマンスの言い訳にならない。今日の我々はどん底まで達した」
 
 EL本戦出場権が続投条件とも言われていたピオーリ監督だけに、フィオレンティーナ戦の黒星を受けて、イタリア・メディアでは今夏の指揮官交代が確実との論調が強まっている。
 
 ハットトリックを達成しながら失望することになったイカルディは、『スカイ・スポーツ』でピオーリ監督の功績を強調しつつ、こう漏らした。
 
「物事がうまくいかないとき、代償を払うのは常に監督なんだ……」

【ハイライト動画】長友が先発のインテル、計9ゴールが生まれた乱打戦の末に敗戦|フィオレンティーナ 5-4 インテル
 
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