中国スーパーリーグ・広州恒大のブラジル代表MFパウリーニョが、フィリピンのオンラインギャンブルのPR広告に日本のセクシー女優とともに出演した件で、中国サッカー協会から警告を受けた。
中国では賭博とポルノに関連する行為が禁止されているため、パウリーニョは国外追放になる可能性もあったが、先日のクラブからの厳重注意に続く、サッカー協会からの警告で、この件は収束に向かうようである。
16日、サッカー協会は以下の通り、声明を公式サイトで発表している。
「調査によると、パウリーニョは独自にフィリピンの会社と契約を結んでおり、クラブにはいっさい報告していなかった。広州恒大はパウリーニョに広告活動の停止、そして今後、このようなことがないよう要請した」
「中国に住む全ての中国人と外国人はこの国の法律を遵守すべきである。FIFAとAFC(アジア・サッカー連盟)も、サッカーの健全性を守るため、選手が賭博業界に関与することを禁じている」
「選手が賭博に関与することは、プロフェッショナルとしての良心に反する行為である。今後、選手が規則を遵守し、自身のキャリアを尊重する行為に努めることを期待する。若者や大衆の良い手本としてのイメージを守り、健全なサッカー界を維持しなければならない」
なおパウリーニョ側は、今回の件について、フィリピンの会社からは違う情報を与えられ、撮影素材を勝手に使われたと主張。重大な違反があったとして、契約を解消する意向であることを、すでに発表している。
2020年まで年俸700万ユーロという大型契約を結んでいるパウリーニョについては、バイエルンがシャビ・アロンソの後釜として興味を示しているといわれているが、果たして今回の件が今後の彼の去就に影響を与えることはあるだろうか。
【PHOTO】フットボーラーの「美人すぎる」&「セクシーすぎる」妻&恋人たち
「FIFAとAFCも、賭博業界との関与を禁じている」と協会

ロシア・ワールドカップの南米予選でハットトリックを達成するなど、セレソン復帰後は再びその価値が高まってきているパウリーニョ。広州恒大での契約を全うするだろうか。 (C) Getty Images