「ゲッツェに謝罪すべき」クロップが代謝障害判明の愛弟子に対する批判に反論

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年04月14日

クロップは愛弟子への批判に対して…。

代謝障害が発覚した愛弟子ゲッツェ(右)に対して、「信じていた」と信頼を強調したクロップ(左)。(C)Getty Images

画像を見る

 ドルトムントに所属するマリオ・ゲッツェは、2月末に代謝障害を患っていることが分かり、来シーズンまで戦列を離れることになった。かつての恩師であり、現在はリバプールを指揮するユルゲン・クロップは、ゲッツェを批判していた人間は謝罪すべきだと述べている。
 
 ドルトムント・ユース出身のゲッツェはクロップ監督の下で、2009年11月にトップチームデビューを果たすと、2010-11シーズンには主力を担うまでに急成長し、ブンデスリーガ制覇に貢献した。
 
 2013年の夏に宿敵であるバイエルンに移籍し、ドルトムント・サポーターの怒りを買い、「裏切り者」と罵られたが、それから3年。バイエルンでもリーグ3連覇やクラブ・ワールドカップ制覇など数々のタイトルを獲得したゲッツェは、ケガの影響もあり出場機会を失っていたことから、昨夏に古巣への復帰を決意した。
 
 背信行為への怒りが冷めないサポーターに、「自らのプレーで疑問や批判を吹き飛ばしたい」と意気込んでいたゲッツェだが、前半戦はリーグ戦10試合に出場して1得点。公式戦でフル出場したのは、わずか6試合にとどまった。
 
 コンディション不良を指摘され、2014年のワールドカップ優勝を決めた決勝点がキャリアのピークとも揶揄されたゲッツェだが、現地時間1月29日のマインツ戦(18節)を最後に筋肉の負傷で戦列を離れていた2月末になり、代謝障害を患っていたことが発覚する。
 
 そして3月中旬には、残り試合を全休し、来シーズン中の復帰を目指すことが発表された。つまり病気で万全の状態でなかったことが判明したのだ。
 
 これを受け、クロップは4月12日、ドイツ・メディアの『スカイ』で、「この健康問題はここ数年、彼が抱えていた問題に対しての非常に論理的な説明だ。見つかって本当に良かった」と、愛弟子が不調の原因を突き止めたことに安堵した。
 
 そして熱血漢のクロップは、「多くの人たちが彼に謝ることを願っている。私は100%、彼のことを信じていたよ」と、教え子であるゲッツェの復調を信じ、さらに批判していたファンやメディアに苦言を呈した。
 
 クロップが指揮するリバプールは、かねてからゲッツェ獲得を狙っていると噂されている。ゲッツェの本格復帰が見込まれる今夏に再会が実現するかどうかは分からないが、指揮官が愛弟子を今でも高く評価していることは確かなようだ。
【関連記事】
古巣を襲った爆発事件に心を痛めるクロップ、「誇りに思った」とドルトムントの戦いを称賛
日本のセクシー女優と共演のセレソンMFが中国追放危機…バイエルン移籍の噂も
ついにミランも中国資本に…セリエA「外資参入」の背景とは?
「チャンスをずっと待っていた」吉田が明かすプレミア挑戦5年目での成長
動揺を抑えて大活躍した香川、敗戦に「バルトラのためにも勝ちたかった」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ