マドリー“口撃”のピケをバルサは擁護し、発言の正当性を主張

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年03月31日

リーガの会長は不適切と語るも、クラシコへの影響はないとも。

ピッチ外のことについて宿敵を批判したピケだが、バルサはこれの正当性を認めた。 (C) Getty Images

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 3月28日(現地時間)に行なわれたフランス代表との親善試合の後、スペイン代表のジェラール・ピケが発したコメントは、大きな論争を引き起こすこととなった。
 
「(リオネル・)メッシやネイマールを脱税疑惑で訴えた人間が、サンチャゴ・ベルナベウ(レアル・マドリーのホームスタジアム)の貴賓席に座っているのが気に入らない。(同じく脱税疑惑のある)クリスチアーノ・ロナウドには何のお咎めもないのに……」
 
 以前から、マドリーに対して敵意剥き出しの発言を繰り返してきたバルセロナのCBが発したコメントは、当然ながらマドリーサイドの反発を食らうこととなった。
 
 しかし、バルサの副会長であるジョルディ・カルドネルはピケを擁護。「彼は嘘を言ってはいない。真実はいつも、バルサの側にある」と語っている。
 
「決して争いを起こしたいわけではないが、ピケには自分の考えを自由に表現する権利があり、それを行なっただけのことだ。彼ははっきりとモノを言うので、それが時には攻撃的に聞こえることもあるが……」
 
 このように副会長は、ピケの発言は全く問題がなく正当なものだとしているが、リーガ・エスパニョーラのハビエル・テバス会長の見解は異なっていた。
 
「ピケはミスを犯した」
 
 リーガの運営を司る側から見れば、ピケの言動は余計な争いを引き起こす不適切なものだったということだろう。ただし会長は、この件が4月23日に行なわれるマドリーホームのクラシコに悪影響を及ぼすことはないと確信している。
 
「互いにテンションはより高くなるだろうが、暴力沙汰にまで発展するとは思っていない」
 
 ちなみに、クラシコ開催日の3日前には、ピケの発言のなかでも出てきたメッシの脱税疑惑の裁判が行なわれ、メッシと父ホルヘが出廷する予定となっている。昨夏に懲役21か月の判決を下され、上告していた件だ。
 
 このことについてもテバス会長は、“公平な立場”を保ちながら言及している。
 
「メッシが無罪となることを願っている。もちろん、これがクリスチアーノ(・ロナウド)だったとしても、私の願いは同じだ」
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