３月８日にチャンピオンズ・リーグのパリ・サンジェルマン戦（ラウンド・オブ16・第２レグ）を戦うバルセロナ。敵地での第１レグを０-４で落としたバルサが逆転でベスト８に勝ち上がるためには、５点差以上で勝つしかない。
 
　４点のビハインドを第２レグで引っくり返して次ラウンドに駒を進めたチームは、CLでは過去に例がない。奇跡の逆転勝利を実現するために、バルサには何が必要か――。スペインの『マルカ』紙が３つのポイントを挙げている。
 
　ひとつ目のポイントは、「早い時間帯のゴール」。
 
　マルカ紙は、２点のビハインドを引っくり返した（第１レグが０-２、第２レグが４-０）、2012-13シーズンの同じくラウンド・オブ16のミラン戦を例に挙げ、前半15分までにゴールを奪えば本拠地カンプ・ノウの観客のボルテージも上がり、逆転勝利へのムードが出来上がると指摘する。
 
　そのミラン戦の第２レグでは、リオネル・メッシが開始５分に先制ゴールを奪い、40分に再びメッシ、55分にダビド・ビジャ、後半ロスタイムの92分にジョルディ・アルバが決めて４-０の快勝を収めた。
 
　ポイントのふたつ目は、「コンパクトネスを保ってハイプレスを機能させること」。
 
　第１レグでは、積極的にプレスをかけてきたパリSGに主導権を握られ、完敗を喫した。その逆の展開に持ち込むことだと、マルカ紙は綴っている。
 
　最後のポイントは、「（自分たちを）信じること」。
 
　選手全員が逆転勝利を信じ、ひとつになること。一人ひとりが断固とした決意でピッチに立ち、全身全霊を捧げること。そうすれば、相手はたまらず白旗を上げるはずだ、とマルカ紙は結論づけている。
 
　はたして、バルサは奇跡の大逆転勝利を実現できるのか。