昨年は欧州と世界を制したレアル・マドリー。束の間の休息は終わり、本日のコパ・デル・レイ5回戦(セビージャ戦)を皮切りに、後半戦に突入することとなる。
準備に余念がないマドリーだが、冬の移籍市場がオープンした今、所属選手には様々な去就の噂が流れている。
なかでも最も注目を集めているのがハメス・ロドリゲスだ。出番に恵まれなかったクラブワールドカップ決勝の後、不満をぶちまけて移籍を示唆。早速、イングランド、イタリアのビッグクラブが新天地候補先として挙がるなど、彼の周囲は騒がしいものとなっている。
しかし、指揮官のジネディーヌ・ジダンは「ハメスは重要な選手だ」と語り、今冬の移籍はないと語っている。(『ESPN』等による)
「彼は難しい時期を過ごしている。クラブW杯決勝で試合に出られなかったことに怒ったことも理解できる。しかし、それも過去のことだ。我々は直に話し合い、ハメスは世界最高のクラブに残ることを決意した。今後も我々はハードワークを続けていく。それだけだ」
他では、今シーズン限りで契約が切れるにもかかわらず、未だに延長に向けた動きがないCBペペについても、中国のクラブから巨額のオファーを受けているとのニュースが流れ、今冬の退団が噂されていた。
しかし、彼についてもジダン監督は「ペペは我々の選手だ。マドリーの歴史を作ってきた選手のひとりであり、今後もずっと留まってほしいと思っている。(移籍の噂について)推測に興味はない」と語っている。
最後に、ユベントス復帰の可能性が浮上したといわれるFWアルバロ・モラタについても、指揮官は「噂は正しくないと思う」と否定した。
「マドリーでのモラタは非常に幸せそうに見えるし、ここを我が家のように感じている。彼はここまで非常によくやっているし、今後も我々のプロジェクトには欠かせない存在だ」
果たして、ジダン監督の言う通り、マドリーは全ての戦力を維持した状態で、タイトルを懸けた戦いに臨めるだろうか。