【クラブW杯展望】南米王者を相手に小笠原が復帰か。前歯折った昌子も強行出場?

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月14日

「(相手は)いろいろなところから攻撃してくるのが強み」(石井監督)

準々決勝のマメロディ戦から先発1名が代わる見込み。ボランチには柴崎に代わり、小笠原が起用されるようだ。

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クラブW杯準決勝
アトレティコ・ナシオナル ― 鹿島アントラーズ
12月14日(水)/19:30/吹田S

 鹿島がアジア勢初のクラブワールドカップ決勝進出をかけ、準決勝で南米王者のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と対戦する。試合前日は大阪市内のグラウンドで、冷たい雨が降るなか、約1時間30分の練習を行なった。
 
 冒頭15分以外は報道陣に非公開としたが、関係者によると、入念にセットプレーの確認をしたという。その後、吹田スタジアムに場所を移し、石井正忠監督、西大伍が会見に臨んだ。
 
 準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦から中2日で迎える一戦。石井監督は「(先発)メンバーに関して、非常に悩んでいる」と明かした。マメロディ戦も中2日で臨んでおり、12月に入って14日間で4試合を戦うことになる。先発はコンディション面を重視した起用となりそうだ。
 
 前日練習では、マメロディ戦での出場がなかった小笠原満男が主力組に入った以外は、大きな変更はなかったようだ。この日はサブ組だったが、左足首の捻挫を負う金崎夢生もすでに全体練習に完全合流しており、先発メンバーに名を連ねてもおかしくない状況にある。
 
 また、前の試合で前歯を折った昌子源も歯科医でプラスチック製の仮歯をつける応急処置を施し、試合には出場する見込み。まだ、「おかゆしか食べていない」という状況で、体調が懸念されるが、先発のピッチに立つ見込みだ。
 
 公式戦3連勝中とあって、チームの雰囲気は上々。西は連戦の中でも「疲れはそれほど感じていない」と話し、「日本以外のチームとの対戦をすごく楽しめている。やりながら僕らも成長できていることを感じている。鹿島はタイトルのかかった試合はすべて取るつもりで臨んでいますので、明日も勝ちにいく」と意気込んだ。
 
 アトレティコ・ナシオナルのサッカーについては、「強いところは、しっかりとした組織力のある点。いろいろな形から攻撃してくるのが強み」と石井監督。昌子は「センターバックの2人が191、192センチとやたら大きい。不用意なファウルをしないこと。(空中戦は)競り勝てなくても、身体をぶつけるとかやり方はある」と、長身センターバックとのエアバトルをイメージしていた。
 
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