前節、スコアレスドローに終わったものの、強敵アーセナルを相手に善戦したレスター。シーズン初勝利を目指す今節のスタメンにも岡崎は名を連ねた。
ホームで何としても勝点3が欲しいレスターは、キックオフ直後から積極的にプレッシャーをかけていった。そしてボールを奪取してからは素早く相手ゴール前に攻め入って、チャンスを創出した。
そのレスターがこの試合、最初の決定機を掴む。11分、ゴール前で得たFKをマハレズが直接狙うが、枠を捉えることはできなかった。
一方のスウォンジーは今夏の移籍市場で獲得した長身FWのジョレンテにロングボールを当てるシンプルな作戦で隙を窺うが、レスターのハイプレッシャーにパスの起点を潰され、チャンスを生み出せなかった。
時間の経過とともに試合はボールを支配するレスターと守勢に回るスウォンジーという構図になり、前者が陣深くに攻め込むシーンが増えていった。
そうしたなかで、攻め続けたレスターが試合を動かす。
32分、ハーフウェーライン付近でボールを持ったドリンクウォーターが、相手最終ラインの背後にロングボールを送る。このパスが走り出していたヴァーディーに繋がり、最後は相手GKとの1対1を制し、エースが右足で豪快にネットを揺らしたのだ。
先手を取ったレスターは、なおも攻勢を強め、43分には岡崎がバイタルエリア左から強烈なミドルシュートを見舞う。これは惜しくも相手GKファビアンスキの好セーブに阻まれたが、レスターはピンチもほとんど招くことなく前半を終えることに成功した。
危なげない戦いでリードして後半を迎えたレスターは前半とは異なり、自陣に人を割き、相手にボールを持たせて守勢に回った。そして、セットプレーから再びネットを揺らしてみせる。
52分、右CKをマハレズが蹴ると、主将のモーガンが競り合ったボールのこぼれ球を自ら右足で押し込み、貴重な追加点を奪ったのだ。
これで勢いに乗ったホームチームは、55分に岡崎がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。しかし、この決定機をキッカーのマハレズがファビアンスキに止められ、さらにこぼれ球に岡崎が詰めるが、再びポーランド人GKの堅守が立ちはだかった。
PKは失敗に終わったものの、レスターは追加点を奪ったことで完全に試合を掌握。78分には運動量が落ち始めた岡崎に代えて、パワーのあるFWウジョアを投入。ラニエリ監督は前線でタメを作り、時間を消費させようと図る。
しかし、次第に雨脚が強まり、双方にミスが目立つようになるなか、80分にスウォンジーが反撃の1点を奪う。右サイドでフリーとなったバロウの絶妙なクロスボールにフェルが打点の高いヘッドで合わせ、ネットを揺らしたのだ。
85分過ぎにはピッチに水しぶきが上がり、視界も悪くなるほどの豪雨となった試合は、サイド攻撃から同点弾を奪おうと猛攻を仕掛けるスウォンジーを、レスターが身体を張った守りで何とか凌ぎきり、2-1で終了した。
最後は悪条件のピッチに苦労しながらも、レスターはハイプレッシングからのカウンターとセットプレーで得点を奪う理想的な形で、今シーズン初勝利を手にした。
