「超えたい」偉大な父の背中を追う“14番”が初戦突破に貢献! 日大藤沢の中村龍剛が等々力のピッチで堂々先発。指揮官も高く評価【選手権】
カテゴリ:高校・ユース・その他
2025年12月31日
「自分も14番は好き。すごく幸せ」
[高校選手権・2回戦]日大藤沢(神奈川)2-0岡山学芸館(岡山)/12月31日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
偉大な父の背中を追って、日本一へ突き進む。
日大藤沢は12月31日、選手権の2回戦で岡山学芸館と対戦し、2-0で勝利。大舞台の初戦で2年生ながらスタメン出場し、チームのバランサーとしてプレーしてチームの勝利に貢献したのがMF中村龍剛だ。
龍剛の父は、元日本代表で川崎フロンターレのレジェンドである中村憲剛氏。父もかつて長年活躍した同じ等々力のピッチに立った。
プレースタイルも父にそっくり。中盤の効果的なスペースを常に探し、顔を出してボールを受けて周囲をサポート。パスをもらう直前にしっかりと首を振り、次のプレーをイメージしたうえで、足もとにピタリとボールを止めて的確と味方につなげる。
そんな龍剛は、今大会から背番号を7番から父もつけていた14番へ変更。その理由について佐藤輝勝監督は、笑いを交えながらも明かす。
「中村(龍剛)は『7』だったんですけど、まあ2倍成長してほしいと思って『14』にした。これは冗談です(笑)。本人にどうだって言ったら、 “(父を)超えたい”って言ってくれたんです」
この日の龍剛のプレーについても、指揮官は細かく評価した。
「ゲームをコントロールするところ、受けるところ、剥がすところは良かった。だいぶゲームを読めるようになってきましたね。ただシュートがへなちょこなので。ああいう場面のインパクトを磨けば、もっと面白くなる。
自分がやったプレーを、次はどうしたら良くなるかを常に考えられる選手。試合後もしっかり話して、こちらもアドバイスします。だから明後日(3回戦)が楽しみなんです」
偉大な父の背中を追って、日本一へ突き進む。
日大藤沢は12月31日、選手権の2回戦で岡山学芸館と対戦し、2-0で勝利。大舞台の初戦で2年生ながらスタメン出場し、チームのバランサーとしてプレーしてチームの勝利に貢献したのがMF中村龍剛だ。
龍剛の父は、元日本代表で川崎フロンターレのレジェンドである中村憲剛氏。父もかつて長年活躍した同じ等々力のピッチに立った。
プレースタイルも父にそっくり。中盤の効果的なスペースを常に探し、顔を出してボールを受けて周囲をサポート。パスをもらう直前にしっかりと首を振り、次のプレーをイメージしたうえで、足もとにピタリとボールを止めて的確と味方につなげる。
そんな龍剛は、今大会から背番号を7番から父もつけていた14番へ変更。その理由について佐藤輝勝監督は、笑いを交えながらも明かす。
「中村(龍剛)は『7』だったんですけど、まあ2倍成長してほしいと思って『14』にした。これは冗談です(笑)。本人にどうだって言ったら、 “(父を)超えたい”って言ってくれたんです」
この日の龍剛のプレーについても、指揮官は細かく評価した。
「ゲームをコントロールするところ、受けるところ、剥がすところは良かった。だいぶゲームを読めるようになってきましたね。ただシュートがへなちょこなので。ああいう場面のインパクトを磨けば、もっと面白くなる。
自分がやったプレーを、次はどうしたら良くなるかを常に考えられる選手。試合後もしっかり話して、こちらもアドバイスします。だから明後日(3回戦)が楽しみなんです」
2年生ながら強豪・日大藤沢のボランチで先発。成長の背景も語る。
「(選手権)県予選も準決勝と決勝しか使っていないんです。でも、出られない時の立ち振る舞い、考え方を本当に自分で身につけてきた。準決、決勝の2試合は、冗談なしで“掛け算”で成長したと思います」
さらにプレーだけでなく、チームへの貢献にも賛辞をおくる。
「よくチームのことを分かって理解したうえで、自分がどうかということをちゃんと考えて俯瞰して見ている部分も多い。映像もたくさん見ているはずですし、3年生ともコミュニケーションが取れる。『2年生でそこまで周りをサポートできるのは中村だけだな』と言うぐらい、いろんなことが見えている」
龍剛自身も、その努力を実感。「本当に3年間本当にスタンドで終わるんじゃないかとも思っていた」と言うが、「自分の気持ちやマインドの部分で3年生と競い合ったりして、今日ここに立てたのかなと思います」と自信を口にする。
等々力で14番を背負い、「自分も14番は好き。自分の好きな番号で、等々力でプレーできるのは本当にすごく幸せ」と笑顔を見せた龍剛。父親譲りのサッカーセンスを武器に、その進化はまだまだ加速していきそうだ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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さらにプレーだけでなく、チームへの貢献にも賛辞をおくる。
「よくチームのことを分かって理解したうえで、自分がどうかということをちゃんと考えて俯瞰して見ている部分も多い。映像もたくさん見ているはずですし、3年生ともコミュニケーションが取れる。『2年生でそこまで周りをサポートできるのは中村だけだな』と言うぐらい、いろんなことが見えている」
龍剛自身も、その努力を実感。「本当に3年間本当にスタンドで終わるんじゃないかとも思っていた」と言うが、「自分の気持ちやマインドの部分で3年生と競い合ったりして、今日ここに立てたのかなと思います」と自信を口にする。
等々力で14番を背負い、「自分も14番は好き。自分の好きな番号で、等々力でプレーできるのは本当にすごく幸せ」と笑顔を見せた龍剛。父親譲りのサッカーセンスを武器に、その進化はまだまだ加速していきそうだ。
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