前半16分に奈良育英が先制
[高校選手権・1回戦]奈良育英(奈良)2(3PK2)2矢板中央(栃木)/12月29日/ゼットエーオリプリ
12月29日に行なわれた第104回全国高校サッカー選手権の1回戦で、5年連続出場の奈良育英が、過去4度ベスト4に進んでいる常連校の矢板中央と対戦。2ー2で突入したPK戦を制し、4年ぶりの初戦突破を果たした。
奈良育英は特別な思いを背負って、全国の舞台に臨んでいた。今年7月に10番を背負っていた3年生の森嶋大琥さんが白血病でこの世を去ったのだ。
さらに、その1か月後には、2年生のDFの東愛流さんが交通事故で他界。悲しみを乗り越えて掴んだ選手権の切符だった。
森嶋を登録メンバーに入れて挑む今大会。ベンチには10番と13番のユニホームが掲げられた。
12月29日に行なわれた第104回全国高校サッカー選手権の1回戦で、5年連続出場の奈良育英が、過去4度ベスト4に進んでいる常連校の矢板中央と対戦。2ー2で突入したPK戦を制し、4年ぶりの初戦突破を果たした。
奈良育英は特別な思いを背負って、全国の舞台に臨んでいた。今年7月に10番を背負っていた3年生の森嶋大琥さんが白血病でこの世を去ったのだ。
さらに、その1か月後には、2年生のDFの東愛流さんが交通事故で他界。悲しみを乗り越えて掴んだ選手権の切符だった。
森嶋を登録メンバーに入れて挑む今大会。ベンチには10番と13番のユニホームが掲げられた。
奈良育英は前半16分、CKのこぼれ球をMFの横田陽人が押し込み、先制に成功する。
しかし、その4分後、相手のエース、平野巧にドリブル突破から左足のシュートを決められ、同点とされる。
それでも後半20分、福西恭英のパスを受けたMF柑本凛伍がダイレクトシュートでネットを揺らし、勝ち越し点を奪った。
だが、このまま逃げ切るかに思われた後半アディショナルタイムに失点。勝負の行方はPK戦に委ねられる。この攻防を3-2制し、見事に難敵を下した奈良育英。その戦いぶりは天国の2人に届いたはずだ。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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しかし、その4分後、相手のエース、平野巧にドリブル突破から左足のシュートを決められ、同点とされる。
それでも後半20分、福西恭英のパスを受けたMF柑本凛伍がダイレクトシュートでネットを揺らし、勝ち越し点を奪った。
だが、このまま逃げ切るかに思われた後半アディショナルタイムに失点。勝負の行方はPK戦に委ねられる。この攻防を3-2制し、見事に難敵を下した奈良育英。その戦いぶりは天国の2人に届いたはずだ。
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