現地12月５日にアメリカの首都ワシントンD.C.で、北中米ワールドカップの組分け抽選会が開催された。日本はグループFに入り、オランダ、チュニジア、欧州プレーオフの勝者（ウクライナorポーランドorアルバニアorスウェーデン）と対戦することとなった。

　各国の監督やレジェンドが抽選会に出席。その１人である森保ジャパンの前キャプテン、吉田麻也はインタビューで「会場に入る前に（オランダを率いるロナルド・）クーマンと会って話した時に、『（チーム状態が）凄く良い感じだ』と言っていた」と明かした。

　では、クーマン監督自身は何を語ったのか。オランダサッカー協会の公式サイトによれば、62歳の元バルセロナ指揮官はグループFを次のように分析した。

「どのグループも比較的均衡している。我々のところもそうだ。日本は常にフィットしていて、優れたスキルと運動能力を備えたチームだ。チュニジアについては、現時点ではあまり把握していない。３か国目はヨーロッパ勢で、予選で対戦したポーランドが再び相手になる可能性がある。いずれにせよヨーロッパの国であり、そちらの方が把握しやすい。満足できる結果だ。とはいえ、全てが挑戦だ。もはや小国など存在しない」
 

　グループFの舞台は、メキシコのモンテレイが候補の１つ。選手としてもバルセロナで戦い、スペインでの経験が豊富なクーマン監督はフットボール熱に触れ、こうも伝えた。

「メキシコは、アメリカやカナダ以上に、真のフットボールの国だ。スペイン語圏でもあるので、個人的には問題はない。楽しみにしている」

　最終的に準優勝したオランダが岡田ジャパンを１－０で下した南アフリカ大会以来、ワールドカップでは16年ぶりの再戦は、一体どんな戦いになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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