現地11月22日に開催されたリーグ・アン第13節で、南野拓実とポール・ポグバが所属するモナコが、レンヌと敵地で対戦。退場者を出した影響もあり、１－４で敗れた。

　南野は61分から、そしてポグバは85分から出場した。

　フランス代表で91キャップを誇る32歳のMFは、ユベントス在籍時の2023年８月に行なわれたドーピング検査で違反薬物が検出され、４年間の出場停止処分を下された。その後、処分の期間は18か月に短縮されたが、双方合意の上でユベントスとの契約を解除。プレー可能となった今年３月にモナコに加入していた。
 

　ただ、負傷の影響でデビューが遅れていたなか、ようやく待望の瞬間を迎えた。現地メディア『Le Parisien』によれば、２年ぶりにプレーしたポグバは「ピッチに入った時、何を思った？」と問われ、心境をこう明かした。

「数か月前から頭の中にこのイメージはあった。『ああ、ピッチに戻れる。またプレーできる』ってね。本当に心待ちにしていた。もちろん結果は期待通りではなかったけど、監督が出場のチャンスを与えてくれた。全力を尽くそうと努めたよ」

　来夏に北中米W杯が開催される。フランス代表復帰も期待されるが、2018年のロシアW杯優勝に貢献したレジェンドは、あくまで冷静だ。

「それはまだ遠い話だ。今は、クラブのためにコンディションを取り戻すことだけを考えている。モナコで結果を出せなければ、フランス代表は諦めるしかないので、それはまだ非常に遠い話だ。率直に言って、今はモナコのことしか考えていない」

　長いブランクを経て、「世界で１番好き」なフットボールに戻ってきたポグバ。“完全復活”が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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