バルサはセビージャの守備の甘さを突いて伸び伸びとプレー。

危なげなく今シーズン初のタイトルを獲得したバルサ。新加入のフィット具合が良かったこと、そしてメッシの好調ぶりなど、新シーズンに向けて収穫は多かった。 (C) REUTERS/AFLO

警告:バ=ウンティティ(32分) セ=サラビア(90分) (C) SOCCER DIGEST
8月17日(現地時間)、スペイン・スーパーカップのセカンドレグが行なわれ、バルセロナがセビージャを3-0で下して、通算12回目の優勝を飾った。
アウェーでのファーストレグでは、前半に主導権を奪われ、また怪我人が出るなどのアクシデントに見舞われながらも後半のゴールで2-0と勝利したバルサは、圧倒的有利な立場でカンプ・ノウに帰ってきた。
試合は開始直後からホームチームがボールを保持して相手ゴールに迫るが、ファーストシュートはセビージャ。3分、コレアが左サイドから持ち込んでスルーパスを送ると、抜け出したコノプリャンカがシュートを放ち、GKブラーボが好反応でこれを防いだ。
その直後のCKからもチャンスを作ったアウェーチームだが、彼らの攻勢も長くは続かず、再びバルサがパスを繋いで主導権を握る。そして10分、早くも先制ゴールが生まれた。
ペナルティエリア手前でのパスワークから、A・ゴメス→メッシとボールが渡り、エースからスルーパスを受けて抜け出したアルダがゴール右隅に流し込んだ。
2戦合計でリードを3点に広げ、スーパーカップ制覇に大きく前進したバルサは、ここからさらに各選手が、伸び伸びとプレーし始める。
17分にはA・ゴメスの左サイドからの長いパスを、オーバーラップした右SBのA・ビダルがダイレクトで中央に折り返し、走り込んだメッシがやはりダイレクトでシュートというダイナミックなプレーも披露した。
このようにバルサが自由にプレーできたのは、セビージャが人数を割いているわりに守備面で甘さが見られ、また各所でスペースを空けてしまったことに起因する。
防戦一方だったセビージャだが、32分にビッグチャンスを得る。マリアーノの右クロスからコレアがダイレクトで放ったシュートが、CBウンティティの右手をヒットし、PKを得たのだ。しかしこの決定機で、イボーラのキックはGKブラーボに読まれて弾き出された。
前半アディショナルタイムにも、セビージャはマリアーノのクロスが流れたところを、メルカドが逆サイドからダイビングヘッドで詰めるも、これはクロスバーをヒット。そしてこれが、彼らにとっては最後の決定的なシュートとなった。
後半、1分も経たないうちにバルサはリードを広げる。セビージャのGKリコからのキックをクラネビッテルがコントロールできずにこぼれたところを、真っ先に反応したアルダがループシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
アルダは8分にも、メッシからラストパスを受けてループを放つが、これは枠を外れる。しかしその2分後、今度はメッシがダメ押しのゴールを生み出した。
ブスケッツのスルーパスで右サイドを抜け出したSBディーニュが余裕を持って上げたクロスを、メッシは側頭部でうまくコントロールし、ふわりと浮いたボールはゴール左隅に決まった。
セビージャは、後半開始からフォーメーションを変えたりと、状況を変えるための試みを見せてきたものの、効果はなく、あらゆる面でチームのインテンシティーも低く、ほぼバルサの一方的な攻勢を許してしまった。
バルサは3人の交代枠を使い切った後に、CBマスチェラーノが負傷でピッチを退いたものの、数的不利を全く感じさせない安定したプレーを最後まで続け、2戦合計5-0という大差のスコアで、今シーズン最初のタイトルを獲得した。
ファーストレグとはメンバーを大きく入れ替えながらも、バルサが自分たちのサッカーを見せたのに対し、セビージャは新生チームとしての特色を示すことができなかった。
レアル・マドリー、バルサ相手にスーパーカップ3試合を戦って全て敗北。内容的にはそれぞれ良い点、悪い点があったが、これをサンパオリ監督はいかに判断し、今週末から開幕するリーガ・エスパニョーラに活かしてくるだろうか。
そして、今回は出番がなかったものの、過去2試合で存在感を示した清武はどうなるのか? あらゆる点で、セビージャの動向は興味深い。
アウェーでのファーストレグでは、前半に主導権を奪われ、また怪我人が出るなどのアクシデントに見舞われながらも後半のゴールで2-0と勝利したバルサは、圧倒的有利な立場でカンプ・ノウに帰ってきた。
試合は開始直後からホームチームがボールを保持して相手ゴールに迫るが、ファーストシュートはセビージャ。3分、コレアが左サイドから持ち込んでスルーパスを送ると、抜け出したコノプリャンカがシュートを放ち、GKブラーボが好反応でこれを防いだ。
その直後のCKからもチャンスを作ったアウェーチームだが、彼らの攻勢も長くは続かず、再びバルサがパスを繋いで主導権を握る。そして10分、早くも先制ゴールが生まれた。
ペナルティエリア手前でのパスワークから、A・ゴメス→メッシとボールが渡り、エースからスルーパスを受けて抜け出したアルダがゴール右隅に流し込んだ。
2戦合計でリードを3点に広げ、スーパーカップ制覇に大きく前進したバルサは、ここからさらに各選手が、伸び伸びとプレーし始める。
17分にはA・ゴメスの左サイドからの長いパスを、オーバーラップした右SBのA・ビダルがダイレクトで中央に折り返し、走り込んだメッシがやはりダイレクトでシュートというダイナミックなプレーも披露した。
このようにバルサが自由にプレーできたのは、セビージャが人数を割いているわりに守備面で甘さが見られ、また各所でスペースを空けてしまったことに起因する。
防戦一方だったセビージャだが、32分にビッグチャンスを得る。マリアーノの右クロスからコレアがダイレクトで放ったシュートが、CBウンティティの右手をヒットし、PKを得たのだ。しかしこの決定機で、イボーラのキックはGKブラーボに読まれて弾き出された。
前半アディショナルタイムにも、セビージャはマリアーノのクロスが流れたところを、メルカドが逆サイドからダイビングヘッドで詰めるも、これはクロスバーをヒット。そしてこれが、彼らにとっては最後の決定的なシュートとなった。
後半、1分も経たないうちにバルサはリードを広げる。セビージャのGKリコからのキックをクラネビッテルがコントロールできずにこぼれたところを、真っ先に反応したアルダがループシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
アルダは8分にも、メッシからラストパスを受けてループを放つが、これは枠を外れる。しかしその2分後、今度はメッシがダメ押しのゴールを生み出した。
ブスケッツのスルーパスで右サイドを抜け出したSBディーニュが余裕を持って上げたクロスを、メッシは側頭部でうまくコントロールし、ふわりと浮いたボールはゴール左隅に決まった。
セビージャは、後半開始からフォーメーションを変えたりと、状況を変えるための試みを見せてきたものの、効果はなく、あらゆる面でチームのインテンシティーも低く、ほぼバルサの一方的な攻勢を許してしまった。
バルサは3人の交代枠を使い切った後に、CBマスチェラーノが負傷でピッチを退いたものの、数的不利を全く感じさせない安定したプレーを最後まで続け、2戦合計5-0という大差のスコアで、今シーズン最初のタイトルを獲得した。
ファーストレグとはメンバーを大きく入れ替えながらも、バルサが自分たちのサッカーを見せたのに対し、セビージャは新生チームとしての特色を示すことができなかった。
レアル・マドリー、バルサ相手にスーパーカップ3試合を戦って全て敗北。内容的にはそれぞれ良い点、悪い点があったが、これをサンパオリ監督はいかに判断し、今週末から開幕するリーガ・エスパニョーラに活かしてくるだろうか。
そして、今回は出番がなかったものの、過去2試合で存在感を示した清武はどうなるのか? あらゆる点で、セビージャの動向は興味深い。