• トップ
  • ニュース一覧
  • 「これ以上の屈辱はない」同じ相手に同じ場所で負けることを許さなかった黒田監督の“常勝の哲学”【町田/天皇杯】

「これ以上の屈辱はない」同じ相手に同じ場所で負けることを許さなかった黒田監督の“常勝の哲学”【町田/天皇杯】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年11月16日

トーナメントの勝ち方を熟知している

FC東京戦での勝利を喜ぶ黒田監督。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 2025年11月16日に国立競技場で開催された天皇杯決勝で、FC町田ゼルビアがFC東京に2−0と勝利。延長戦までもつれた死闘の後、町田の黒田監督は喜びと興奮を織り交ぜたような声で次のように試合を振り返った。

「前回の敗戦(11月9日にリーグ戦で0−1と黒星)で悔しい思いをして、同じ相手に同じピッチで2回連続負けることはこれ以上の屈辱はないと、それが選手たちの心を動かしました。

難しいゲームになること、1点を争うシビアな展開になることは百も承知の中で準備してきた4日間。延長になってもPK戦になっても勝ち切るという執念を植え付けるよう、用意周到に選手たちと向かいながら、そして選手たちも誠実に応えてくれて実践してくれたことが勝利に繋がったと思います」

 勝因のひとつは、黒田監督の交代策にあるだろう。指揮官はこの日の采配について次のように話した。

「延長も覚悟していたので、交代を早くせず、時間を伸ばしながら、コンディション調整をしながら、しっかりと見極めながら選手を使っていきました」
 
 実際、途中出場のオ・セフンが1ゴール・1アシストと結果を出している。また守備についても「ギャンブルをせず、焦れずにシンプルにやり続けろと、昌子(源)を中心にそれを遂行してくれた」と黒田監督は語った。

 トーナメントの勝ち方を熟知している。黒田監督のコメントから感じ取れたのは、この指揮官が青森山田高時代に築いた“常勝の哲学”だった。ただ、当然ながら黒田監督はこれで満足しているわけではない。

「まだあくまでファイナルを決めたに過ぎない」

 11月22日のヴィッセル神戸との決勝に向け、黒田監督はファン・サポーターに熱いメッセージを送った。

「ファン・サポーターに最高の笑顔を届けられるように、胸に星をつけられるように、クラブの歴史をひとつ刻めるように、最高の準備をしたいです」

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【画像】国内でガーナ&ボリビアと対戦!年内最後の親善試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!

【画像】どこもかしこもデザイン刷新! 世界各国の北中米W杯“本大会用ユニホーム”を一挙公開! 

【記事】「最悪だ」「レベルが低すぎた」W杯8度出場&8強経験の常連国がまさか!“早すぎる敗退”に辛辣批判「こんなに酷いなんてありえない」【アフリカ予選PO】 
 
【関連記事】
【画像】日本代表のガーナ出場17選手&監督の採点を一挙紹介! 難敵撃破に大貢献した3人に7点台の高評価!MOMは驚異的なデュエルの強さを発揮したボランチ
【画像】どこもかしこもデザイン刷新! 世界各国の北中米W杯“本大会用ユニホーム”を一挙公開!
「準決勝では国立競技場で負けた記憶がない」町田の黒田監督がFC東京との死闘後に明かした“勝負運”【天皇杯】
林がバースデーゴールで決勝弾。1週間前のリベンジを果たした町田がFC東京を下して天皇杯制覇に王手!
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年12月号
    11月10日(月)発売
    [特集]
    サンフレッチェ広島
    3年ぶり2度目のルヴァンカップ制覇
    積み重ねたスタイル 挑戦の先に掴んだ栄光
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年11月20日号
    11月6日(木)発売
    [特集]2025-2026 チェルシー進化論
    若き逸材たちが示す無限の可能性
    ヤング・ブルーズは止まらない
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ