失点に呆然…町田との死闘に敗れたFC東京。14大会ぶりの天皇杯決勝へ進めず今季無冠

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年11月16日

延長前半に先制点を献上

町田戦で奮闘した佐藤。前線からのプレスは相手の脅威になったが。(C)SOCCER DIGEST

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 2025年11月16日、FC東京が天皇杯準決勝でFC町田ゼルビアと対戦。1週前のリーグ戦では同じ国立競技場で町田を1−0と下しているので、その勢いを駈って勝利を掴みたかった。

 この日のスタメンは以下のとおりだ。システムは4−4−2で、GKが波多野豪、4バックは室屋成、森重真人、長友佑都、アレクサンダー・ショルツ。中盤は安斎颯馬、高宇洋、小泉慶、マルコス・ギリェルメ、2トップは佐藤恵允と仲川輝人だった。

 立ち上がりから町田のプレスに苦しむ時間帯もあったFC東京は、それでも焦らずボールを握るようになる。10分過ぎからはセカンドボールへの反応も早くなり、敵陣内に攻め込む回数が増えた。

 20分あたりになると、ほぼ互角の展開に。どちらに流れが傾いてもおかしくない状況になった。その後はほとんどチャンスを作れないまま、FC東京はスコアレスで前半を終えた。
 
 迎えた後半、FC東京は立ち上がりと同様に町田にやや押し込まれてしまう。すると、61分、ベンチが動く。マルコス・ギリェルメと仲川に代えてマルセロ・ヒアンと野澤零温を投入して、流れを変えようとした。

 しかし流れを掴めず、後半も0−0で終了。延長戦に突入した。

 死力を尽くしてゴールを狙うFC東京だが、町田のDF望月ヘンリー海輝の壁が厚く、ゴールネットを揺らせない。すると、延長前半の103分、一瞬の隙を突かれて林幸多郎に先制点を献上。選手数人がその場で呆然と立ち尽くした。さらに延長後半の109分にも失点を重ね、FC東京は0-2の完封負けを喫してしまった。

 残念ながら、町田との死闘に敗れたFC東京は14大会ぶりの天皇杯決勝進出を果たせず、今季無冠となった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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