10月22日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）のリーグステージ第３節で、昨季のJ１王者ヴィッセル神戸が、韓国勢の江原FCと敵地で対戦。３－４で敗れ、ACLE開幕３連勝を逃した。

　現在J１で４位の神戸は、17日の鹿島アントラーズ戦（０－０、J１第34節）から先発を大幅に変更。ターンオーバーして臨んだなか、７分、21分、43分に失点し、まさかの０－３で前半を終えた。

　ただ、ハーフタイム明けに宮代大聖、佐々木大樹、鍬先祐弥を送り込み、後半開始と同時に猛反撃を開始。宮代の２発とジェアン・パトリッキの得点で３－３に追いつく粘り強さを見せたが、90＋５分にそれまでの３失点と同様にCKから被弾し、大接戦を落とした。
 

　一方、勝利した江原はベストメンバーで臨んでいた。韓国メディア『FourFourTwo』は先発から見える両軍の意識の差に着目し、「日本王者の大屈辱！韓国チームを侮ったか？ミニ韓日戦で４失点、衝撃の敗戦」と題した記事を掲載。次のように報じている。

「神戸はJ１優勝争いのため、ACLE初参加の江原相手に大幅なローテーションを敢行した。対して、江原はファイナルA（Kリーグのプレーオフ）進出を確定させ、最精鋭メンバーを先発で起用した。神戸は後半に入り、主力級を投入して反撃に出た。しかし、終了間際に集中力を失い、キム・ゴンヒに決勝点を許した」

　神戸の背番号９、宮代は試合後のインタビューで「本当今日は不甲斐ない試合で、こんなに遠くまで足を運んでくれたにもかかわらず、勝点３を取れなかったので、次節はしっかりと勝ち切れるように頑張りたい」と語った。

『FourFourTwo』はこの発言にも触れ、「ミヤシロは申し訳なさを隠せなかった」「ファンに謝罪」と伝えた。

　過密日程が続くなか、神戸は選手層の厚さも発揮できるか。次節も韓国勢が相手だ。ここまで２勝１分で、首位に立つ蔚山HDをホームに迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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