昨季に日本人で初めて、世界最高峰のプレミアリーグで二桁得点を達成した。期待が大きい分、今季のここまでのパフォーマンスには、注文がつく。

　三笘薫はブライトン４年目の今季、プレミアリーグ開幕から先発を続けるも、本来のキレ、鋭さを出し切れていない。１ゴール１アシストに留まるなか、今月５日の７節ウルヴァーハンプトン戦（１－１）では、足首の問題で初めて欠場。日本代表メンバーからも外れた。

　復調が待たれる28歳のエースを巡り、英公共放送『BBC』のジョニー・カンター記者がずばり見解を示した。
 

　同記者は視聴者からの「バレバとミトマの調子の低下は、（ミランに移籍した左SB）エストゥピニャンのサポートを失ったから？ それともアヤリの出場時間増加による、中盤のバランス悪化・無秩序化が原因？」という問いに対し、「２人の問題は恐らく異なるものだと思う」と回答。その上で、次のような考えを示した。

「エストゥピニャンは間違いなく、近年のブライトンで最もエネルギッシュな選手の１人であり、その存在は過小評価できない。彼はミトマの背後で定期的にプレーしていたため、２人の間には非常に良い連係が築かれていた。デ・カイペルや他のミッドフィルダーたちが同じ関係を築くには、少し時間がかかるかもしれない。

　ミトマは昨シーズンほどのレベルには達していないが、それは軽傷の影響や、相手チームが彼へのダブルマークを強化しているためかもしれない」

　まずは怪我を治し、コンディションを整える必要がある。地元メディア『SussexWorld』は先日、三笘について「休み、回復して、10月18日に行なわれるホームでのプレミアリーグ次節、ニューカッスル戦に間に合うようにフィットネスを調整していく計画だ」と報じていた。万全の状態で戻ってこられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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