いよいよ佳境を迎えたワールドカップの欧州予選予選。現地時間10月9日には、グループC、G、H、Lの計8試合が開催された。
グループLの首位攻防戦はスコアレスドローで、クロアチアとチェコが勝点1を分け合う結果に終わった(ともに勝点13)。後半、クロアチアはモドリッチを軸に攻め立てるもゴールを奪えなかった。とはいえ、チェコよりも消化試合がひとつ少ない分、アウェーでのドローは悪くないとの見方もできた。首位のクロアチアが現状では優位と見ていい。
デンマークがベラルーシを6−0と圧倒したグループCでは、他方でスコットランドがギリシャを3−1と撃破、デンマークとスコットランドが勝点7で並んでいる。勝点3で3位のギリシャは厳しい状況に追い込まれた。
グループGのオランダはガクポの2ゴールなどでマルタに4−0と勝利。この日試合がなかった2位・ポーランドに勝点3差をつけ、一歩抜け出した感がある。続くフィンランド戦(現地時間12日)をモノにできれば首位通過にグッと近づきそうだ。
衝撃の展開があったのがグループHだ。アウェーのキプロス戦に臨んだボスニア・ヘルツェゴビナが2点を先行しながらも45+1分、90+7分に失点と“アディショナルタイムの悲劇”に見舞われて痛恨のドローに終わったのである。サンマリノを10−0で粉砕したオーストリアに勝点2差の2位と、ボスニア・ヘルツェゴビナは一歩後退してしまった。
オーストリアは36歳のアタッカー、アルナウトビッチが4ゴールと貫禄を見せつけるなど盤石の勝利で、ワールドカップ出場へ一歩前進している。
この日試合を開催したグループの結果と順位表は以下のとおりだ。