現地10月10日、国際親善試合でブラジル代表と韓国代表がソウルワールドカップ競技場で対戦した。

　ブラジルはレアル・マドリーで活躍するヴィニシウスやロドリゴ、マンチェスター・ユナイテッドで10番を背負うマテウス・クーニャら豪華な面々が先発し、韓国はソン・フンミンやイ・ガンインらがスタメンに名を連ねたゲームで、アウェーのブラジルが先制する。

　13分、ヴィニシウスが得意のドリブルで相手陣内に侵入し、パスを受けたギマランイスが絶妙なスルーパス。これに反応したエステバンが冷静にゴールに流し込んだ。チェルシーで躍動する18歳の神童が貴重な先制点を挙げた。

　さらにその４分後には、ブラジルがFKからビッグチャンス。キッカーを務めたエステバンが、ゴール前に正確なボールを供給。これをカゼミーロが頭で合わせて、ゴールネットを揺らすも、判定は惜しくもオフサイド。２点目とはならなかった。

　それでも攻撃の手を緩めないブラジルは41分、ヴィニシウスが左サイドで起点を作ると、ラストパスを受けたロドリゴがゴール左隅に鮮やかなコントロールショット。追加点をマークした。

　一方、ビハインドの韓国はボールを握るも、思うようにチャンスを作れず、シュート本数もわずかに１本と厳しい戦いを強いられた。前半はこのままブラジルの１点リードで終える。
 

　迎えた後半も、立ち上がりからブラジルが優勢に。47分、相手DFのミスを突いたエステバンが自身２点目となるゴールを決めると、49分には前線からの激しい守備から、最後はロドリゴが仕留めてリードを４点に広げる。

　その後も韓国の反撃をうまく凌ぎながら、77分にとどめの５点目をゲット。M・クーニャの高精度のロングスルーパスを前線で受けたヴィニシウスが、持ち前のスピードで独走し、そのままシュートに持ち込んでネットを揺らした。

　圧巻のゴールラッシュ。ブラジルが５－０で韓国に完勝を収めた。格の違いを見せつけた“王国”は、10月14日に日本と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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