3月の対戦では3-1の逆転勝利
チリで開催されているU-20ワールドカップはグループステージを終え、船越優蔵監督が率いるA組のU-20日本代表は3連勝を飾り、首位通過を決めた。
エジプト、チリ、ニュージランドと組分けに恵まれた側面もあるが、試合を重ねるたびに自信を深めているのも事実。ラウンド16は中4日で戦えるアドバンテージも上手く活かしながら、ノックアウトステージの戦いに足を踏み入れる。
気になる日本の相手はE組3位のフランスだ。「率直に言うと、1位で上がったのに強敵」とMF大関友翔(川崎)は苦笑いを浮かべつつも、「自信はある」と意気込む。そう言い切れるのも、手応えがある証拠だろう。
グループステージ最終日となった10月5日の夜に対戦国が確定したなかで、選手たちは食事を摂りながら対戦カード確定の行方を見守ったという。フランスの他にはスペインと対戦する可能性も残していたため、23年秋のU-17ワールドカップを戦った選手たちからは、同大会のラウンド16で敗れたスペインにリベンジをしたいという声もあがった。
もっとも、フランスの印象も悪くない。なぜならば、今年3月下旬のスペイン遠征で対戦しているからだ。
3-1で逆転勝利を収めた前回対戦時のメンバーで、今回のフランスには7名しか含まれていないが、当時を振り返って大関はこう話す。
「高い位置で引っ掛けてというか、プレッシャーがハマって、ショートカウンターからのゴールが多かった。そこはすごく通用したし、(守備の)ハメ方も良かったです。そこはフランスも嫌がっているように感じた」
エジプト、チリ、ニュージランドと組分けに恵まれた側面もあるが、試合を重ねるたびに自信を深めているのも事実。ラウンド16は中4日で戦えるアドバンテージも上手く活かしながら、ノックアウトステージの戦いに足を踏み入れる。
気になる日本の相手はE組3位のフランスだ。「率直に言うと、1位で上がったのに強敵」とMF大関友翔(川崎)は苦笑いを浮かべつつも、「自信はある」と意気込む。そう言い切れるのも、手応えがある証拠だろう。
グループステージ最終日となった10月5日の夜に対戦国が確定したなかで、選手たちは食事を摂りながら対戦カード確定の行方を見守ったという。フランスの他にはスペインと対戦する可能性も残していたため、23年秋のU-17ワールドカップを戦った選手たちからは、同大会のラウンド16で敗れたスペインにリベンジをしたいという声もあがった。
もっとも、フランスの印象も悪くない。なぜならば、今年3月下旬のスペイン遠征で対戦しているからだ。
3-1で逆転勝利を収めた前回対戦時のメンバーで、今回のフランスには7名しか含まれていないが、当時を振り返って大関はこう話す。
「高い位置で引っ掛けてというか、プレッシャーがハマって、ショートカウンターからのゴールが多かった。そこはすごく通用したし、(守備の)ハメ方も良かったです。そこはフランスも嫌がっているように感じた」
同じく3月のフランス戦を経験したMF布施克真(筑波大)も、大関同様にショートカウンターからの攻撃に手応えを掴んでいる。
「フランスのビルドアップにおける隙をうまく突いて得点ができた。そこは次も狙っていきたい」
そのフランス戦でゴールを決めたMF石井久継(湘南)は、ビハインドを跳ね返したメンタリティに胸を張る。
「みんなでもう話していましたけど、相手の先制点はほんとに上手かった。でも、そこから僕たちは崩れず、3点を決め返したのは僕たちの強み」
また、インターナショナルマッチウィーク中に行なわれるラウンド16と準々決勝に限り、合流してきた注目のMFサイモン・ブアブレ(ネオムSC)に関しても、3月の試合で対戦済み。トップ下のポジションで異彩を放つ男の情報もしっかり持っており、チーム内で共有されている。
「個の能力がすごく高かった印象がある。ボールを持ったら速い。ただ、そこに対してネガティブな感じはしないです」(大関)
とはいえ、チーム内では警戒心を強めており、3月のように上手くいくとは思っていない。
「真剣勝負の場でもっとタフに来ると思う。そこはもう、本当に前回のフランスとはまったく違うチームになっているはず」(布施)
「フランスはもう1回負けるわけにはいかないと思っているはず。一層気を引き締めてくるフランスは手強いと思う」(大関)
フランスの基本布陣は4-3-3。ただ、ニューカレドニアとのグループステージ最終戦では3-4-1-2のシステムを試すなど、日本戦に向けて新たな戦い方を選ぶ可能性も捨てきれない。前回対戦で機能したショートカウンター以外の戦略も練りつつ、日本はフランスにどう立ち向かっていくのか。今度も勝利を手にするべく、船越ジャパンは最終調整を進めていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「フランスのビルドアップにおける隙をうまく突いて得点ができた。そこは次も狙っていきたい」
そのフランス戦でゴールを決めたMF石井久継(湘南)は、ビハインドを跳ね返したメンタリティに胸を張る。
「みんなでもう話していましたけど、相手の先制点はほんとに上手かった。でも、そこから僕たちは崩れず、3点を決め返したのは僕たちの強み」
また、インターナショナルマッチウィーク中に行なわれるラウンド16と準々決勝に限り、合流してきた注目のMFサイモン・ブアブレ(ネオムSC)に関しても、3月の試合で対戦済み。トップ下のポジションで異彩を放つ男の情報もしっかり持っており、チーム内で共有されている。
「個の能力がすごく高かった印象がある。ボールを持ったら速い。ただ、そこに対してネガティブな感じはしないです」(大関)
とはいえ、チーム内では警戒心を強めており、3月のように上手くいくとは思っていない。
「真剣勝負の場でもっとタフに来ると思う。そこはもう、本当に前回のフランスとはまったく違うチームになっているはず」(布施)
「フランスはもう1回負けるわけにはいかないと思っているはず。一層気を引き締めてくるフランスは手強いと思う」(大関)
フランスの基本布陣は4-3-3。ただ、ニューカレドニアとのグループステージ最終戦では3-4-1-2のシステムを試すなど、日本戦に向けて新たな戦い方を選ぶ可能性も捨てきれない。前回対戦で機能したショートカウンター以外の戦略も練りつつ、日本はフランスにどう立ち向かっていくのか。今度も勝利を手にするべく、船越ジャパンは最終調整を進めていく。
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