「世界のトップクラスとはやれていない」U-20W杯で理想的な勝ち上がりも、佐藤龍之介に油断なし。ラウンド16の相手はフランス「日本がどれだけ戦えるか。すごく楽しみ」【現地発】
カテゴリ:日本代表
2025年10月06日
「あくまで次につながるための3試合だった」
エジプトに2-0、チリに2-0、ニュージーランドに3-0。U-20ワールドカップにおいて、日本がグループステージを無敗で突破したのは、内田篤人氏や槙野智章氏らを擁した2007年大会以来となる。3連勝に限っては史上初で、U-17ワールドカップを含めても2度目の快挙(2013年大会以来)だ。
チームの雰囲気は上々で、良い意味で自信をつけており、過信しているような様子はまるでない。グループステージの首位通過を決めたニュージーランド戦の翌日に行なわれた4日のトレーニングは軽めの調整で終え、5日は今大会中で初めてのオフをとった。
心身ともに充実した状態で、ラウンド16に臨む若き日本代表。ニュージーランド戦では前節から先発を8名も入れ替えており、選手たちの疲労は十分に回復している。今回はスケジュールを消化するタイミングが最も早いA組に入った恩恵も含め、中4日でノックアウトステージの初陣を戦えるのはプラス材料だ。
船越優蔵監督は大会前を第1クール、開幕からグループステージ最終節までを第2クール、以降を第3クールと分けてチームマネジメントをしているなかで、第2クールまでは考えうる理想の形で過ごせたのは確かだろう。
コンディションの良さについては、選手たちも認めるところ。23年秋のU-17ワールドカップを戦っている佐藤龍之介も手応えを口にする。
「U-17は(ラウンド16まで)全部、中2日で、しかもラウンド16は移動込みの中2日。最後のスペイン戦は本当にヘトヘトでしたから。今回は中4日で本当に贅沢だなと思うし、コンディションは言い訳にならない。予選突破が目標じゃないので、次に繋がる良い予選リーグだったなと思います」
2連勝スタートに加え、3戦目はターンオーバーを図ったうえで完勝。勝ち上がり方は過去に例を見ないほど完璧だ。
チームの雰囲気は上々で、良い意味で自信をつけており、過信しているような様子はまるでない。グループステージの首位通過を決めたニュージーランド戦の翌日に行なわれた4日のトレーニングは軽めの調整で終え、5日は今大会中で初めてのオフをとった。
心身ともに充実した状態で、ラウンド16に臨む若き日本代表。ニュージーランド戦では前節から先発を8名も入れ替えており、選手たちの疲労は十分に回復している。今回はスケジュールを消化するタイミングが最も早いA組に入った恩恵も含め、中4日でノックアウトステージの初陣を戦えるのはプラス材料だ。
船越優蔵監督は大会前を第1クール、開幕からグループステージ最終節までを第2クール、以降を第3クールと分けてチームマネジメントをしているなかで、第2クールまでは考えうる理想の形で過ごせたのは確かだろう。
コンディションの良さについては、選手たちも認めるところ。23年秋のU-17ワールドカップを戦っている佐藤龍之介も手応えを口にする。
「U-17は(ラウンド16まで)全部、中2日で、しかもラウンド16は移動込みの中2日。最後のスペイン戦は本当にヘトヘトでしたから。今回は中4日で本当に贅沢だなと思うし、コンディションは言い訳にならない。予選突破が目標じゃないので、次に繋がる良い予選リーグだったなと思います」
2連勝スタートに加え、3戦目はターンオーバーを図ったうえで完勝。勝ち上がり方は過去に例を見ないほど完璧だ。
体力面だけではなく、メンタル的に一度リフレッシュできた点も見逃せない。5日のオフは自由行動となっており、外に出ることも許可されたという。2人1部屋で、佐藤はU-17ワールドカップでも共闘した同学年の小杉啓太が相方。心身ともにリラックスできており、部屋では小杉の影響を受けて読書したり、英語が得意な小杉から語学を教わることで気分転換を図っている。
チーム全体で自信を深めている一方で、ラウンド16以降に向けて気を引き締める。佐藤は言う。
「(本当の意味で)世界のトップクラスとはやれていない。ここからどんどん強い相手と戦っていく。次の試合が本当に大事。もう1個レベルが上がった相手に、日本がどれだけ戦えるか。僕はすごく楽しみ」
強豪国は予選リーグまでは低調なパフォーマンスでも、ラウンド16で一気にギアを上げてくるケースは往々にしてある。過去のアンダー世代のワールドカップで同様で、日本はその度に痛い目を見てきた。だからこそ、佐藤は過信もしていない。
「悪いとは思ってないけど、改善できるところはまだたくさんある。良い結果だとは思っているけど、逆に結果が良いから自分たちは良くできていると思い込んでしまうのも良くない。結果だけに左右されず、あくまで次につながるための3試合だったというのをみんなに認識してほしい」
強豪国の力はこんなものではない――。決勝トーナメントの初戦の相手は、E組を3位で突破したフランスに決まった。3月のスペイン遠征でも対戦し3-1で逆転勝利を収めているが、それは過去の話。新たな歴史を作るべく、日本の背番号7は自身の経験を伝えながらチームを勝利に導くために全力を尽くす。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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