仙台サポーターに恩返しをしたい
[J2第32節]仙台 1-2 RB大宮/10月4日/ユアテックスタジアム仙台
10月4日に行なわれたJ2第32節で、J1昇格争いを繰り広げる仙台は、RB大宮との上位対決に臨んだ。
38分に大宮のFWカプリーニにゴールを許すも、後半に入って55分にMF郷家友太のゴールで同点とする。その2分前に仙台サポーターを沸かせたのは、GK林彰洋のコンディション不良により30節・山形戦から出番を得ているGK堀田大暉のPKストップだった。
仙台のDF菅田真啓がカプリーニを倒してPKを与えたが、堀田は冷静だった。「以前、岡山に所属していた時にカップ戦で対戦したことがあって、特徴は何となく覚えていました」という。
「プレースタイル的に、あっち(右)に蹴ってきそうな選手ですし、グラウンドもあまり強く踏み込めなくて滑るので、(足を)開こうとすると、たぶん滑ってちょっと怖いと思ったりするのかなと予想しました。サポーターが作り出す雰囲気で、サイドのギリギリのところに蹴ってくるよりは、しっかり丁寧に蹴ってくるかなと思っていたので、その辺の読みが当たったかなという感じです」
読みは的中。完璧なセーブでピンチを救った。
「ここ3戦、試合に出ましたけど、(シュートを)止める部分で存在感を出さなきゃいけないとはすごく感じていたので、PKになった時にここは逆にチャンスだなと感じていました」とポジティブなイメージで臨んだ。
仙台サポーターから「大暉!」と何度も叫ぶ声がこだました。「めちゃくちゃ聞こえましたし、あれが相手の選手の蹴りづらさにつながるというか、プレッシャーを与えてくれたので、僕も止めやすかったです」と、サポーターへの感謝を忘れなかった。
10月4日に行なわれたJ2第32節で、J1昇格争いを繰り広げる仙台は、RB大宮との上位対決に臨んだ。
38分に大宮のFWカプリーニにゴールを許すも、後半に入って55分にMF郷家友太のゴールで同点とする。その2分前に仙台サポーターを沸かせたのは、GK林彰洋のコンディション不良により30節・山形戦から出番を得ているGK堀田大暉のPKストップだった。
仙台のDF菅田真啓がカプリーニを倒してPKを与えたが、堀田は冷静だった。「以前、岡山に所属していた時にカップ戦で対戦したことがあって、特徴は何となく覚えていました」という。
「プレースタイル的に、あっち(右)に蹴ってきそうな選手ですし、グラウンドもあまり強く踏み込めなくて滑るので、(足を)開こうとすると、たぶん滑ってちょっと怖いと思ったりするのかなと予想しました。サポーターが作り出す雰囲気で、サイドのギリギリのところに蹴ってくるよりは、しっかり丁寧に蹴ってくるかなと思っていたので、その辺の読みが当たったかなという感じです」
読みは的中。完璧なセーブでピンチを救った。
「ここ3戦、試合に出ましたけど、(シュートを)止める部分で存在感を出さなきゃいけないとはすごく感じていたので、PKになった時にここは逆にチャンスだなと感じていました」とポジティブなイメージで臨んだ。
仙台サポーターから「大暉!」と何度も叫ぶ声がこだました。「めちゃくちゃ聞こえましたし、あれが相手の選手の蹴りづらさにつながるというか、プレッシャーを与えてくれたので、僕も止めやすかったです」と、サポーターへの感謝を忘れなかった。
直後にゴールを決めた郷家は「選手の勢いになりましたし、スタジアム全体も本当に盛り上がっていました」と、アカデミーの先輩でもある堀田のPKストップを称えた。
試合を振り出しに戻した仙台だったが、67分、DF井上詩音が2回目の警告で退場し、数的不利のなか、81分にセットプレーの流れからDF福井啓太にゴールを許し、1-2で敗れた。
「普段、ラインコントロールを細かくやってくれている詩音が抜けてしまって、セットプレーの流れで、1個ラインを上げなきゃいけないタイミングで足が止まってしまいました。足が止まってラインが下がると、ああいう失点の確率も上がってしまうので、90分を通して切らさずにラインコントロールは続けてやっていかなきゃいけません」と、堀田は悔やんだ。
「僕に夢を与えてくれたのが仙台サポーターのみなさんなので、恩返しというか、見ている子どもたちも僕に対して憧れを持ってほしいという思いで、この3試合に出ました」と仙台のアカデミー出身者らしく、サポーターや子どもたちへの思いは強い。この日は敗れたが、大きな存在感を見せた堀田の活躍にさらなる期待がかかる。
取材・文●小林健志(フリーライター)
【動画】完璧に読み切った! 堀田大暉のPKストップ
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試合を振り出しに戻した仙台だったが、67分、DF井上詩音が2回目の警告で退場し、数的不利のなか、81分にセットプレーの流れからDF福井啓太にゴールを許し、1-2で敗れた。
「普段、ラインコントロールを細かくやってくれている詩音が抜けてしまって、セットプレーの流れで、1個ラインを上げなきゃいけないタイミングで足が止まってしまいました。足が止まってラインが下がると、ああいう失点の確率も上がってしまうので、90分を通して切らさずにラインコントロールは続けてやっていかなきゃいけません」と、堀田は悔やんだ。
「僕に夢を与えてくれたのが仙台サポーターのみなさんなので、恩返しというか、見ている子どもたちも僕に対して憧れを持ってほしいという思いで、この3試合に出ました」と仙台のアカデミー出身者らしく、サポーターや子どもたちへの思いは強い。この日は敗れたが、大きな存在感を見せた堀田の活躍にさらなる期待がかかる。
取材・文●小林健志(フリーライター)
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