開幕5試合で未勝利
日本代表FWの町野修斗が加入したドイツの古豪ボルシアMGが、開幕5試合で未勝利(2分け3敗)とまさかの最下位に沈んでいる。
第5節のフランクフルト戦では47分で6失点を喫してしまい、ゴール裏のサポーターの多くがピッチに背中を向けてしまう時間帯もあった。終盤、チャンピオンズリーグを控えるフランクフルトが省エネモードに入り、主力選手を休ませてから4得点を返したものの、チーム事情は芳しくない。
いまだ無得点の町野はそんなチーム事情の影響をもろに受けているようだ。昨季にあれほどホルシュタイン・キールで献身的にプレスに走り、身体を張ったポストワークを見せ、味方の攻め上がりを引き出すフリーランを何度も繰り返していたのに、アクティブな動き出しがどうにも少ない。
タスクとしてセンターにとどまらなければならないのか。町野が走って作ったスペースに入り込むというやり取りがないからなのか。味方が町野を探したり、活かしたりしようとする動きも少ないので、いつ、どこで、どこへ動き出せばいいかがかみ合わず、リズムに乗れていない。
象徴的だったのは、20分のプレー。味方が相手ボールを奪い、カウンターに移れそうなタイミングで、センターにいた町野はダッシュで右サイドに広がってパスを引き出した。送られたパスはお世辞にも高精度ではなかったし、鋭さもなかった。
第5節のフランクフルト戦では47分で6失点を喫してしまい、ゴール裏のサポーターの多くがピッチに背中を向けてしまう時間帯もあった。終盤、チャンピオンズリーグを控えるフランクフルトが省エネモードに入り、主力選手を休ませてから4得点を返したものの、チーム事情は芳しくない。
いまだ無得点の町野はそんなチーム事情の影響をもろに受けているようだ。昨季にあれほどホルシュタイン・キールで献身的にプレスに走り、身体を張ったポストワークを見せ、味方の攻め上がりを引き出すフリーランを何度も繰り返していたのに、アクティブな動き出しがどうにも少ない。
タスクとしてセンターにとどまらなければならないのか。町野が走って作ったスペースに入り込むというやり取りがないからなのか。味方が町野を探したり、活かしたりしようとする動きも少ないので、いつ、どこで、どこへ動き出せばいいかがかみ合わず、リズムに乗れていない。
象徴的だったのは、20分のプレー。味方が相手ボールを奪い、カウンターに移れそうなタイミングで、センターにいた町野はダッシュで右サイドに広がってパスを引き出した。送られたパスはお世辞にも高精度ではなかったし、鋭さもなかった。
ただ町野もボールを収めるアクションがないまま届くのを待ってしまったのはよろしくない。距離をグッと詰めてきたフランクフルトDFにあっさりインターセプトを許してしまうと、ボルシアMGファンからは一斉に溜息とブーイングが聞こえてきた。キール時代はああしたずれたパスに対して素早く動き直してマイボールにする動きがうまかったのが信じられないような動きだった。
最下位という実情を受け入れるのは簡単ではない。求められるプレーとやりたいプレーのはざまで自分のプレーを見失う選手もいたりする。でも町野は湘南ベルマーレ在籍時にも、前所属先のキールでも残留争いを経験している。苦しい時だからこそメンタルコントロールの大切さを知っている選手だ。
以前こんなことを口にしていたことがある。
「(残留争いでも)基本、ネガティブなことを言わないっていうのはありますよね。やっぱりポジティブに物事を捉えていくのが大事だと思います」
フランクフルト戦では途中出場のFWハリス・タバコビッチが2試合連続でゴールを決め、これまで冷遇されていたフロリアン・ノイハウスがイマジネーションあるプレーで好機を演出していたことから、次節ではメンバーの入れ替えも予想される。
厳しい時期が続くかもしれない。だが、キール時代にもそうした経験があったのだ。できるようになっていると思っても、求められているプレーと開きがあった時期がある。スタメンから外れた時期だってあった。だが腐ることなく自身と向き合い、やるべきことを整理して、そして結果へとつなげていった。
1点決まればガラッと変わる。FWとはそういうポジションでもある。その時に向けて、町野は戦い続ける。
取材・文●中野吉之伴
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以前こんなことを口にしていたことがある。
「(残留争いでも)基本、ネガティブなことを言わないっていうのはありますよね。やっぱりポジティブに物事を捉えていくのが大事だと思います」
フランクフルト戦では途中出場のFWハリス・タバコビッチが2試合連続でゴールを決め、これまで冷遇されていたフロリアン・ノイハウスがイマジネーションあるプレーで好機を演出していたことから、次節ではメンバーの入れ替えも予想される。
厳しい時期が続くかもしれない。だが、キール時代にもそうした経験があったのだ。できるようになっていると思っても、求められているプレーと開きがあった時期がある。スタメンから外れた時期だってあった。だが腐ることなく自身と向き合い、やるべきことを整理して、そして結果へとつなげていった。
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