日本人４選手が所属するスコットランドの名門セルティックは、現地９月24日に開催されたヨーロッパリーグ（EL）のリーグフェーズ第１節で、セルビア王者のツルベナ・ズベズダとアウェーで対戦。１－１のドローに終わった。

　物議を醸しているのが、ブレンダン・ロジャーズ監督の采配だ。CFで起用した前田大然をなんとハーフタイムに交代させたのだ。

　昨シーズンに33ゴールを挙げたエースを交代させた理由について、指揮官は「ベストには程遠い状態だった」と説明した。

　レジェンドOBのクリス・サットン氏が、「同情するよ。サイドでプレーすると驚異的な効果を発揮する選手が、慣れていないポジションでプレーさせられたんだからね」と投稿するなど、擁護する声がある一方で、日本代表FWのパフォーマンスへの批判も噴出している。

『THE NATIONAL』によれば、クラブの英雄であるニール・レノン氏は、「彼のパフォーマンスについて疑問の声が出るのは当然だ。なぜなら、昨シーズンの彼には程遠い状態だからだ」と、厳しい主張をしている。

「彼はスコットランドの年間最優秀選手であり、30ゴール以上を決め、まさにダイナマイトだった。もし彼が移籍できなかったために少し調子を落としているのなら残念なことだし、彼に失望するだろう。なぜなら彼はここに来てからセルティックに多くのものをもたらし、大きく成長し、セルティックに多くの借りがあるからだ」
 

　元セルティックの主将は、「彼は移籍できなかったが、移籍できるまで頑張り、自分がどれだけ優れた選手であるかをみんなに見せつけてくれよ」と、言葉を続けた。

「今夜はそういったプレーは全く見られなかった。常にオフサイド気味で、攻撃をリードすることもなかった。昨年の彼のパフォーマンスとはかけ離れている」

　今夏に移籍を希望していたにもかかわらず、後釜の補強ができなかったことを理由に認められなかった前田。その影響がパフォーマンスに出ているのではないかと、レノン氏は感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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